投稿日:2014年11月26日 / 更新日:2014年11月26日
○2014年度 夏季研究発表大会 学生大会奨励賞:
坂本瑞季氏(早稲田大学大学院基幹理工学研究科)
[対象研究] Gamified Real -現実世界における仮想性とフィクション性の導入-
受賞理由:
先行研究の入念な調査と考察の上に、ゲームとユーザーの現実世界の関係を捉える新しい二つのフレームワークが提案され、先行研究と対比する形でその特徴が示されている。さらに、フレームワークの提案に際し、精緻に論理的な議論が展開されており、そこから具体的なタイトルへの適用を通して、手法のブラッシュアップが為されている。これから、より大きな研究の展開と、より強い結果が期待される。
濵田俊也氏(京都大学大学院経済学研究科博士後期課程)
[対象研究] ゲーミフィケーション活用によるマーケティング効果の実証的分析
受賞理由:
マーケティングの手法として期待されるゲーミフィケーションに関して、フロー体験という概念を用いたうえで定量データを用いてその効果を検証している。マーケティング効果を検証するにあたってブランドへの態度、購買意向といった観点も考慮したうえで分析が行われており、デジタルゲーム研究分野・消費者行動研究分野ともに貢献があると考えられる。