投稿日:2023年9月6日
日本と韓国のゲーム研究における広がりと継続的な国際的交流を促進することを目的とした「日・韓ゲーム研究カンファレンス」が、2023年9月18日(月)に開催されます。(主催:立命館大学ゲーム研究センター、The Game-n-Science Institute)
■カンファレンス名
日・韓ゲーム研究カンファレンス
■日時
2023年9月18日(月) 13:00〜17:00
■場所
オンライン (Zoom)
■使用言語
日本語・韓国語 (逐次通訳が付きます)
■参加費 無料
■参加申込先 https://forms.gle/SB9dTayta9Z1yL5w6
■事前参加登録期限 2023年9月13日(水)→ご好評につき当日まで申し込みできるように変更いたしました。
このカンファレンスを通じて、似たような社会的背景やゲーム文化を持っている両国のゲームアーカイブ及びゲーム研究における協力の重要性やその未来について議論する場を提供することを試みます。さらに、日本と韓国のゲーム研究者の間での協力関係を強化し、持続的な国際的な交流を促進することで、今後のゲーム研究の進歩と発展に寄与します。また、異なる文化やバックグラウンドを持つ参加者が集まることで、より多様な視点からの議論と情報共有が可能となり、ゲーム研究の領域全体の発展につながることを期待しています。
■ プログラム
開会の挨拶 細井浩一(立命館大学)(13:00~)
STAGE1 日・韓のゲームアーカイブの現状と諸問題(13:05~)
司会:井上明人(立命館大学)
○福田一史(大阪国際工科専門職大学 )
「日本のゲームアーカイブ、その現状と展望」
○リ・ジョンヨップ(順天郷大学)
「韓国ビデオゲームアーカイブの特殊性」
STAGE2 拡張するゲームプレイー(14:10~)
司会:ユ·チャンソク(慶熙大学)
○川﨑寧生(立命館大学)
「日本のゲームセンター文化史―利用者のありようを中心にー」
○ジン・イェウォン(The Game-n-Science Institute)
「韓国eスポーツの固体化分析―LCK/Lolesports事例を中心にー」
STAGE3 日・韓ゲーム研究の動向(15:15~)
司会:チョン·ジェヒョン(延世大学)
○シン・ジュヒョン(立命館大学):
「変遷する日本のシリアスゲーム」
○ナ・ボラ(ユバスキュラ大学):
「時代別に見る韓国ゲーム研究の流れ」
STAGE4 日・韓ゲーム研究の未来(16:20~)
ファシリテーター:中村彰憲(立命館大学)
ディスカッション(日・韓ゲーム研究者の研究協力と展望について)
閉会の挨拶 ユン・テジン(The Game-n-Science Institute)(16:55~)
当学会のゲームメディアSIGの代表の鴫原 盛之会員による著書「ナムコはいかにして世界を変えたのか──ゲーム音楽の誕生」が2023年8月下旬に刊行されました。
アーケードゲーム筐体から発せられるSEだけの時代からジングル、そしてオリジナルのBGMが導入されていく過程、ゲームコンポーザーの誕生、そしてゲーム音楽市場の発生に至るまで、1980年代後半までの出来事を中心に当事者への聞き取りを踏まえながら記されています。
詳細は下記ページをご覧ください。
https://www.ele-king.net/books/009466/
すべてはナムコからはじまった
『パックマン』『ギャラクシアン』『ニューラリーX』『ゼビウス』『マッピー』
いまや世界中で親しまれているゲーム音楽、その出生の秘密を探る
「今となっては信じられないことだが、初期の時代のビデオゲームにはゲーム音楽が存在しなかった。 〔……〕 では、いったいどのようにしてゲーム音楽が誕生し、やがて世界に類を見ない、日本独自のゲーム音楽市場が形成されるに至ったのか? 今までほとんど顧みられることがなかった、ゲーム音楽誕生から今日まで至る過程の歴史を紐解くにあたり、とりわけ絶対に避けて通れないのが、ナムコの黎明期の作品である」(まえがきより)
効果音から音楽へ──
多くの取材・証言から浮かびあがる、先駆者たちの試行錯誤と草創期の真実