投稿日:2014年6月6日 / 更新日:2014年6月18日


日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIGは「マイコンBASICマガジン」「ゲーメスト」の両雑誌で編集長を務められたお二人の出版人を講師にお招きし、第6回研究会「ゲームメディア黎明期の歴史を紐解く」を開催します。

まだゲーム専門誌が存在しなかった時代にあって、ゲームがなぜメディアに取り上げられるようになったのか、そしてどのようしてゲーム専門誌が定期刊行物として定着し、読者の獲得やビジネスとして成立するまでにはどのような経緯があったのか、「マイコンBASICマガジン」で編集長を務められた大橋太郎氏と、「ゲーメスト」で編集長を務められた石井ぜんじ氏という、お二人の証言を元にその歴史を振り返ります。

○日時: 2014/06/29 (日)

○会場: GMO Yours (東京都渋谷区)   ※会場、入館方法の詳細・注意点は参加申込ページをご確認ください。

○参加申込について
参加申込ページ: http://peatix.com/event/40281/
研究会のみ 1,000円、 研究会+懇親会 3,000円
※日本デジタルゲーム学会の正会員・賛助会員は受付で500円、学生会員は1000円を払い戻しいたします。受付でお申し付けください。

○講師プロフィール

<大橋太郎>
1948年東京都生まれ。7歳から秋葉原に通い続ける“ラヂオ少年”として過ごし、1967年に電波新聞社に入社。月刊「ラジオの製作」編集部では青少年向け企画としてアマチュア無線、海外放送受信の日CL、電子工作などのブームを起こし、後にゲームプログラム投稿とゲーム解析の専門誌「マイコンBASICマガジン」を創刊。現在は電波新聞への記事執筆と、国内唯一の電子技術入門誌「電子工作マガジン」の編集を担当している。

<石井ぜんじ>
新声社発行のアーケードゲーム専門誌『月刊ゲーメスト』の創刊第2号で『魔界村』の攻略記事を執筆。以降『月刊ゲーメスト』で編集長兼ライターとして多くの攻略、特集、インタビュー記事を手がける。その他にもゲーム制作、ゲームセンター部門の管理、ゲーム系コミックの原作やゲームビデオ制作とあらゆるゲーム関係の仕事に携わってきた。近年は家庭用ゲーム、ライトノベルの記事制作やアーケードゲームの歴史についての調査などを行っている。

○スケジュール
12:30 開場
13:00 開始 主催者挨拶など
13:15~14:15 大橋氏講演
14:15~14:30 質疑応答
14:40~15:40 石井氏講演
15:40~15:55 質疑応答
16:05~17:30 フリーディスカッション
17:45 研究会終了
18:00 交流会(ビアバッシュ形式)
20:00 交流会終了
20:30 完全撤収

○Ustream配信について
当日の講演内容はUstreamで配信します。ただし機材トラブルその他の理由で予告なく中止・中断する可能性があります。
配信アドレス:http://www.ustream.tv/user/DiGRA_JAPAN_CHANNEL

○さまざまな方の参加を歓迎します
本研究会はゲームが好きな方、マスコミ&メディア関係者、ゲーム開発者、ゲーム会社の宣伝広報の方々、ゲーム&メディア関連の研究者の方々など、さまざまな参加者を歓迎いたします。交流会でさまざまな方々が一緒に意見交換できる点も魅力の一つです。ふるってご参加ください。

○日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIGについて
デジタルゲームはユーザーコミュニティと共に発展してきました。その橋渡しを行ってきたのがゲーム雑誌をはじめとした、さまざまなゲームメディアです。そしてインターネットの発達と共に、ゲームディベロッパー自らがゲームメディアとなり、ユーザーコミュニティを形成することが可能な時代になっています。日本デジタルゲーム学会ゲームメディアSIGはこうした状況において、ゲームメディアを巡る過去の知見やオーラルヒストリーの収集と、これからのゲームメディアのあり方について、アカデミックな立ち位置で議論し、論文化することを目的に活動しています。
【過去の活動履歴】
・第1回「メディアの変遷とゲームジャーナリズムの変化」(DIGRAJ公開講座2010年2月期)