講演日2017年3月12日
批評的な自転車乗りって何?と奇妙に思うのは当然のこと、一年ほど前に初めて紡がれた言葉に過ぎない。ただ、自転車はあまりにも魅力的で、かつ、ある種の行動規範に繋がっている。これは何かあるに違いない、と拙い活動を開始。これを面白がった人たちとともに、身体と知性のライドが始まった。書籍や映像などの資料収集、国内外への調査旅行、試作的な作品の展覧、宣言文を含む論考、などなど。
この分野のデジタル・ゲームであるZwiftやPokemon Goを周回しつつ、新しい領域への冒険と発見をお伝えします。http://criticalcycling.com
プロフィール
1961年、兵庫県生まれ。メディア作家。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了、 博士(美術)。
情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現科教授。インタラクティブな音楽や映像作品を制作、近年はモビリティとリアリティをテーマにテクノロジーが人と社会へ及ぼす影響を制作を通して考察している。代表作に書籍「Maxの教科書」、「iOSの教科書」、アプリ「Banner」、「Decision Free」、インスタレーション「Time Machine!」、「ウロボロスのトーチ」などがあり、「セカイカメラ」や「雰囲気メガネ」といった先進的なIT製品の開発にも携わり、アートの領域を広げようとしている。