投稿日:2014年8月19日 / 更新日:2024年8月15日
ゲーム教育SIG活動報告
ゲーム教育SIGの主な活動概要は次の通りです。詳細は,学会での発表論文、学会誌への寄稿論文をご覧ください。
シリアスゲームジャム
シリアスゲームジャムとは,教育や社会問題等をテーマとして,専門家とゲーム開発者と学生らが力を結集し,短期間(2日〜3日)間でシリアスゲームを制作するイベントです.2014年2月から2018年12月までに7回開催しましたが,ゲーム教育SIGが正式に主催するようになったのは2016年2月の第4回からです.シリアスゲームの認知度向上が目的として始まりましたが,参加者に対してはチームによるゲーム制作を通した教育的効果も高く,近年では外国人の参加に加えて第7回では海外から参加した2名が活躍しました.各回の略称はSGJ(Serious Game Jam)として知られています.各回の開催月とテーマは次の通りです.
- SGJ1(2014年2月)“英語教育” (主催:東京工科大学メディア学部)
- SGJ2(2014年6月)“サイバーセキュリティ教育” (主催:シリアスゲームジャム実行委員会)
- SGJ3(2015年2月)“小中学生向けのインターネットの安全な使い方教育”(主催:シリアスゲームジャム実行委員会)
- SGJ4(2016年2月)“サステイナブル社会”(主催:ゲーム教育SIG)
- SGJ5(2016年12月)“みんなのバリアフリー” (主催:ゲーム教育SIG)
- SGJ6(2017年12月)“えいごで親子のコミュニケーション促進”(主催:ゲーム教育SIG)
- SGJ7(2018年12月)“みんなのバリアフリー(2)”(主催:ゲーム教育SIG)
- SGJ8(2019年12月)“みんなのバリアフリー(3)”(主催:ゲーム教育SIG)
- SGJ9(2024年3月予定)“備えたくなる防災ゲーム”(後援:ゲーム教育SIG)
ゲーミファイネットワーク勉強会
ゲーミファイネットワーク(Gamify Network)は、ゲーム教育SIG主催により、日本のシリアスゲーム・アプライドゲーム・ ゲーミフィケーション発展のため、学び・ 交流の場として2018年8月に結成されました。SNSや勉強会を通して交流しています。現在の会員数は、社会人・学生など80名。目標は「ゲーミファイ大国・日本」の実現。各回の開催月とテーマは次の通りです。
- GFN勉強会1(2018年8月)“オランダシリアスゲーム視察報告” (主催:ゲーム教育SIG)※記事のみ
- GFN勉強会2(2018年10月)“VRやMRを利用するゲーミフィケーションの事例” (主催:ゲーム教育SIG) ※記事のみ
- GFN勉強会3(2018年12月)“実際のシリアスゲームジャムに参加・見学する” (主催:ゲーム教育SIG) ※記事のみ
- GFN勉強会4(2019年2月)“実研修に活用できるオリジナルアナログゲームの作り方” (主催:ゲーム教育SIG)
- GFN勉強会5(2019年4月)“医療情報をもっと身近にスマホゲーム開発の試み!~” (主催:ゲーム教育SIG) ※記事のみ
- GFN勉強会6(2019年6月)“ゲームでメンタルケアに取り組む試み” (主催:ゲーム教育SIG) ※記事のみ
- GFN勉強会7(2019年8月)“教育分野のゲーミフィケーション研究の現在” (主催:ゲーム教育SIG)
- GFN勉強会8(2019年12月)“第8回シリアスゲームジャム発表会見学会” (主催:ゲーム教育SIG)
- GFN勉強会9(2020年1月)“ゲーミフィケーションって何?” (主催:ゲーム教育SIG)
- GFN勉強会10(2020年2月)“福祉に楽しさを取り入れた運動ゲーム『TANO』の試み!” (主催:ゲーム教育SIG)
- GFN勉強会11(2020年5月)“家族みんなで楽しめる語学学習アプリ『コトバハカセ』はこうして誕生した” (主催:ゲーム教育SIG)※4Gamer記事
- GFN勉強会12(2020年10月)“ゲーミフィケーションで地方創生アプリを制作!” (主催:ゲーム教育SIG)※4Gamer記事
- GFN勉強会13(2021年1月)“公務員がボードゲームをつくった訳” (主催:ゲーム教育SIG)※4Gamer記事
- GFN勉強会14(2021年3月)“コ・デザインから見る障害者eSportsのとりくみ” (主催:ゲーム教育SIG)※4Gamer記事
- GFN勉強会15(2021年7月)“デジタルゲームでシニア向けアクティビティを楽しく健康に」” (主催:ゲーム教育SIG) ※4Gamer記事
- GFNオンラインビジネスゲームシステム体験会(2021年9月)広瀬眞之介さん
- GFN勉強会16(2021年11月)”リズムゲームで英語が学べる『リズムで英語 ビートトーク!』はこうして誕生した”(主催:ゲーム教育SIG) ※4Gamer記事
- GFN勉強会17(2023年4月)”現役医師が制作した『ゲームで学ぼう新生児医療』の試み”(主催:ゲーム教育SIG) ※4Gamer記事
ゲーミファイネットワーク ニュース
「ゲーミファイ・ネットワーク」グループで共有された、ゲーミフィケーション、アプライドゲーム、シリアスゲームに関係するニュースを、ゲーミファイNewsとしてご紹介しています。
- ゲーミファイNews19(2024/1/1号)
- ゲーミファイNews25 (2024/2/1号)
- ゲーミファイNews38 (2024/3/1号)
- ゲーミファイNews32 (2024/4/1号)
- ゲーミファイNews27 (2024/5/1号)
- ゲーミファイNews21 (2024/6/1号)
- ゲーミファイNews24 (2024/7/1号)
ゲーム教育SIG勉強会
- SIG勉強会1(2021年10月) 夏期研究大会を振返る 岸本他
- SIG勉強会2(2021年11月) AIと倫理 古市
- SIG勉強会3(2022年1月) ゲームと死生観 川村
- SIG勉強会4(2022年3月) ルールに対する態度に関する研究 財津
- SIG勉強会5(2022年5月) ギャンブル依存症チェックゲームを作ってみた 後藤
- SIG勉強会6(2022年7月) 歴史シミュレーションの舞台裏 粟飯原
- SIG勉強会7(2022年9月) 夏の研究発表大会の振返り 参加者全員
- SIG勉強会8(2022年11月) オンラインゲーム開発と子ども向け学修支援システムの研究紹介 河野
- SIG勉強会9(2023年2月) 年次大会の振返りと今後の方針 参加者全員
- SIG勉強会10(2023年5月) 予定 ゲーミフィケーションの概要と事例紹介 岸本
- SIG勉強会11(2023年7月) 知恵の継承アプリにおけるモチベーションとその持続のメカニズム 古市
- SIG勉強会12(2023年9月) DiGRA夏の注目セッションの振返り 全員
- SIG勉強会13(2023年11月) ゲームリテラシー、ゲーム開発者リテラシー、ゲーミフィケーションリテラシーを考える 財津、岸本、犬田、古市
- SIG勉強会14(2024年1月) クラウドソーシングゲームの未来について考える 犬田
- SIG勉強会15(2024年3月) 年次大会の振返り 参加者全員
- SIG勉強会16(2024年5月)オタク力 藤川、小野、見舘、小牧
- SIG勉強会17(2024年7月)ステルス教育ゲームと “ゲームと教育”の未来 後藤、川村
学会発表・展示等
- [1] 古市昌一,Micah Hrehovcsik,Neils Keetels,Marjanne Paardekooper: オランダにおけるシリアスゲーム教育状況 〜国際化教育と 2 国間シリアスゲームジャム〜,日本デジタルゲーム学会 2015年年次大会,pp. 22-26 (2016年3月26日)
- [2] 古市昌一,岸本好弘,藤原正仁,粟飯原萌: 第5回シリアスゲームジャム~みんなのバリアフリー~ 第1回シリアス&アプライドゲームサミット,日本デジタルゲーム学会2016年年次大会,pp. 111-114,(2017年3月11日)
- [3] 古市昌一,粟飯原萌: 諸外国におけるシリアスゲームジャム実施の動向及び我が国が目指す方向性,第8回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 137-140,(2018年3月2日)
- [4] 岸本好弘,古市昌一,粟飯原萌,藤原正仁: 企画セッション ゲーム教育SIG活動報告 「第6回シリアスゲームジャム」開催とシリアスゲームジャムの未来,第8回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 141,(2018年3月2日)
- [5] 粟飯原萌,岸本好弘,松尾学,高澤有以子,小野憲史,三上浩司,藤原正仁,古市昌一: 第6回シリアスゲームジャム ~えいごでコミュニケーション English Please!~の実施報告,第8回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 191-194,(2018年3月2日)
- [6] 岸本好弘,古市昌一,粟飯原萌,藤原正仁,小野憲史,後藤誠: 企画セッション ゲーム教育SIG活動報告 「第7回シリアスゲームジャム」開催及びゲーミファイ関係者コミュニティ活動,第9回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 10,(2019年3月3日)
- [7] 粟飯原萌,岸本好弘,藤原正仁,古市昌一: 第7回シリアスゲームジャム ~みんあのバリアフリー(2)~の実施報告,第9回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 11-14,(2019年3月2日)
- [8] 岸本好弘,小野憲史,後藤誠: ゲーミファイ関係者コミュニティ活動報告,第9回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 15-17,(2019年3月2日)
- [9] 岸本好弘,永井丈介,加藤雄一郎,坂井裕紀: 研修ゲーミフィケーションの動向と事例,日本デジタルゲーム学会2021年夏季研究発表大会,pp. 91~106,(2021年9月12日 オンライン)
- [10] 岸本好弘,片山智弘,若林秀範,後藤誠: 『ゲーミフィケーション業界カオスマップ2022年版』制作と公開の試み,日本デジタルゲーム学会2022年夏季研究発表大会,pp. 63~70,(2022年9月4日 オンライン)
- [11] 岸本好弘,小野憲史,後藤誠,河野義広,財津康輔,川村景吾,粟飯原萌,古市昌一
: 勉強会8回を振返りゲームの未来を考える,第13回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 199~206,(2023年2月24日) - [12] 岸本好弘,田中あゆみ,後藤誠: ゲーミフィケーションをヒューマンモチベーションの理論から考える,日本デジタルゲーム学会2023年夏季研究発表大会,pp. 172~182,(2023年9月2日)
- [13] 岸本好弘,財津康輔,古市昌一,犬田悠斗: ゲーム開発リテラシーの未来展望~多面的な視点からの探求~,第14回日本デジタルゲーム学会年次大会,pp. 191~210,(2024年2月24日)
学会誌寄稿
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- [1] 岸本好弘,古市昌一,三上浩司,小野憲司,粟飯原萌: シリアスゲームジャム開催の歩み -第1回から第5回シリアスゲームジャムまで-,デジタルゲーム学研究 Vol.9,pp.57-62,(2017年6月)
関連記事リンク
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- 第5回シリアスゲームジャム ~ みんなのバリアフリー ~報告[2017/1/17 DiGRA JAPANホームページ掲載]
- 第1回シリアス&アプライドゲームサミット[2017/1/25 DiGRA JAPANホームページ掲載]
- オランダ シリアスゲーム視察報告会のお知らせ[2018/8/29開催通知](DiGRA JAPANホームページ記事)
- オランダシリアスゲーム視察報告会が開催されました [2018/8/30 ゲームライターコミュニティ記事]
- ゲーミファイ・ネットワーク 第2回勉強会[2018/11/5の開催通知](DiGRA JAPANホームページ記事)
- “世の中すべてをゲームに”。VRやMRを利用するゲーミフィケーションの事例が紹介された「ゲーミファイ・ネットワーク 第2回勉強会」をレポート” [2019/11/5 4gamer.net記事]
- 「ゲームの力で世界を救え!」が合言葉の「シリアスゲームジャム」レポート。第7回は「障がい者と健常者が対等に遊べる」をテーマに6作品が集う[2018/12/21 4gamer.net記事]
- 「うんこ」と「美少女」を題材にしたアプリ「うんコレ」は,大腸癌検診啓発のために生まれた。日本うんこ学会の石井洋介氏による講演をレポート [2019/4/19 4gamer.net記事]
- ゲームの手法をメンタルヘルスケアや予防医療に採り入れた事例が紹介された「ゲーミファイ・ネットワーク 第6回勉強会」をレポート [2019/6/21 4gamer.net記事]
- 日本デジタルゲーム学会第14回年次大会で「企画セッション:ゲーム開発者リテラシーの未来展望~多面的な視点からの探究~」を発表[2024/4/1 DiGRA JAPAN ゲーム教育SIG活動報告]
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