投稿日:2025年3月9日 / 更新日:2025年3月9日


〇日本デジタルゲーム学会 2023年度 学会賞

該当なし

〇日本デジタルゲーム学会 2024年度 若手奨励賞

江上 弘幸 (えがみ ひろゆき) 氏

推薦理由

江上弘幸氏は、デジタルゲームの社会的影響に関する研究において、多方面で活躍してきた研究者である。2016年以降、モバイルテクノロジーと人々の行動に関する研究をはじめ、デジタルゲームに関する研究成果を発信してきた。2023年のデジタルゲーム学会年次大会では、「Video Game Play Positively Affects Well-Being: Evidence from a Natural Experiment in Japan」と題した発表を行い、CEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)においても研究を紹介するなど、デジタルゲームが人々のウェルビーイングに与える影響について積極的に研究成果を発信している。特に、デジタルゲームとウェルビーイングの関係を医学・経済学・心理学などの学際的な視点から考察し、その知見を広く提供している。また、日本国内にとどまらず、海外のゲーム研究者との交流を通じて、国際的な研究者コミュニティにも貢献している。
以上のように、江上弘幸氏の研究は学際的な視点を重視し、幅広い学問領域で展開されており、ゲーム産業や政策形成にも影響を与えている。今後のさらなる発展が期待される。

対象となる業績

  • Egami, H., Rahman, M. S., Yamamoto, T., Egami, C. & Wakabayashi, T. “Causal effect of video game play on mental well-being in Japan 2020-2022”, Nature Human Behaviour, 2024;
    https://doi.org/10.1038/s41562-024-01948-y
  • 江上 弘幸, 若林 隆久, 山本 剛資, ラハマン モハメッド ショフィウール, 江上 千紘.
    “ビデオゲームがウェルビーイングに与える影響:自然実験と機械学習を用いて”, 日本デジタルゲーム学会 第13回 年次大会 予稿集 特選トラック採択, 2023; https://doi.org/10.57518/digrajproc.13.0_35
  • “Causal effect of video game play on mental well-being: a quasi-experimental study among Japanese population”, CEDEC2023 (Computer Entertainment Developers Conference 2023), Pacifico Yokohama, 2023
  • “Video game play positively affects well-being: evidence from a natural experiment in Japan”, Digital Games Research Association JAPAN, DiGRAJAPAN13th, Nihon University, 2023

〇日本デジタルゲーム学会 第15回年次大会 学生大会奨励賞

該当なし