投稿日:2025年2月15日 / 更新日:2025年2月15日


「第20回 ゲーム教育SIG勉強会:東京eスポーツフェスタ2025参加報告と桜ヶ丘高校ゲーム制作ゼミ実践報告」を開催
2025年1月17日 20:00-21:30

 こんにちは。東京大学大学院学際情報学府修士2年生の犬田悠斗です。ゲーム教育SIGでは、2025年1月17日に、第20回勉強会をオンラインで開催しました。今回のテーマは、「東京eスポーツフェスタ2025参加報告と桜ヶ丘高校ゲーム制作ゼミ実践報告」についてでした。参加者は7名でした。
 今回の勉強会では、まず1人ずつ新年の抱負と専門分野のトレンド予想を発表しました。次に、小野憲史先生(東京国際工科専門職大学)から、eスポーツイベントに参加しての感想と高校生向けのゲーム開発オンライン授業を担当してみての気づきについて発表していただき、その後質疑応答を行いました。

■発表(小野憲史先生 東京eスポーツフェスタ2025参加報告と桜ヶ丘高校ゲーム制作ゼミ実践報告)
 はじめに、「東京eスポーツフェスタ2025」の参加報告をされました。東京eスポーツフェスタ2025は、東京ビックサイトで2025年1月10日~12日に開催された東京都が主催するeスポーツ産業を盛り上げるためのイベントです。このイベントでは、eスポーツ大会やファンイベント、関連企業ブースの出展が行われています。小野先生は、障がい者の方が作成したワンボタンゲームを中心にブース出展をされました。出展の目的としては、⑴障がい者向け・ファミリー向けのゲームのニーズがあることを確認することと⑵障がい者向けのゲームを障がい者の方が作成していることをアピールすることを挙げられました。実際に出展してのメリットとしては、⑴東京国際工科専門職大学のアピールになったこと、⑵関係者のニーズを実感できたこと、⑶イベントでのファミリー層の受け皿になれたことを挙げられました。今後は、今回出展したワンボタンゲームなどが紹介されている、北海道医療センターの入院者が運営者のゲームポータルサイト「みんなのゲームラボ」のゲーム数をもっと増やしていきたいと発表されました。
 次に、「広島桜が丘高校ゲーム作成ゼミ」の実践報告をされました。広島桜が丘高校では、1年・2年・3年生がそれぞれ、授業で多彩な「ゼミ活動」を行い、成果を発表しています。小野先生は、ゲーム作成ゼミの講師を担当され、オンラインで授業を行われました。授業では、1人1台iPadが用意され、Scratchを用いたグループ制作が行われました。グループでは役割分担が行われ、それぞれがコーダー、アート、サウンド、プロジェクトマネージャーのいずれかを担当しました。最終的な成果物としては、11本のワンボタンゲームが作成されました。そして、授業後のアンケートを分析した結果として、コーダーとそれ以外でチーム内での活躍度や新規ゲーム制作への意欲が大きく違ったこと、新規ゲーム制作に関する最大の要因が「レベル感」であることなどを報告されました。


 今回の報告記事は以上になります。次回勉強会は、3月28日に「日本デジタルゲーム学会第15回年次大会の振り返り」を行う予定です。ぜひ次回の報告記事もお読みください。それでは。