投稿日:2024年10月26日 / 更新日:2024年10月26日


「第18回 ゲーム教育SIG勉強会:夏季研究発表大会の振返り及び藤本研大阪シンポ登壇報告」を 開催
2024/9/20(金) 20:00-21:35

 こんにちは。日本ゲーミフィケーション協会 代表賢者Lv98の岸本好弘(きっしー)です。ゲーム教育SIGでは、2024年9月20日に、第18回勉強会をオンラインで開催しました。今回は、「夏季研究発表大会の振返り及び藤本研大阪シンポ登壇報告」をテーマに勉強会を行いました。参加者はちょっと少ない3名でした。

1.前半、夏季研究発表大会の振返り

 はじめに岸本、小野憲史(東京国際工科専門職大学)から夏季大会の発表報告と印象に残った発表の紹介、つづけてメッセージで頂いた今回欠席者の印象に残った発表の共有を行いました。

東京工芸大学(中野坂上)で行われた本大会では、
・岸本 日常の課題を“遊び思考”で解決するカードゲーム「神ゲー化カード」制作の試み
・小野 長期入院者によるゲーム開発と展示の試みと、その効用に関する実践報告
を発表しました。

SIGメンバーでの高印象だった発表は、

第1位. 基調講演 新しい市場を開拓する力:小山順一朗氏が語るゲーム開発の未来
(コメント 抜粋)
・コンセプトの大事さや決め方がとても参考になりました。どんなにグラフィックが綺麗でも仕様を満たしていても、そもそもどんなユーザーに届けたい、どんな遊び(価値)なのかを企画段階で明確にさせることの大事さを、面白おかしく拝見でき感謝しています。

・コンセプトの作り方は、色々な方法があると思いますが、深堀りをしていく過程が大変勉強になりました。4象限にして見せていただいた図も、思考の整理のために有用だと感じました。

・珍しくて、みんなが欲しいゲームを作るためには、どのように思考をすればよいかが言語化されていて、とても勉強になった。今回教えていただいた、MIP理論を今後積極的に実践していこうと思った。例)上位化・下位化(ニーズの深掘り)行動観察(行動の裏にニーズあり)など

・私が辞めた後のナムコの企画立案のやり方。”コンセプト=アイデア+ベネフィット”が大事

・スピードに追い付くのが大変ではありましたが、マーケティングに関して、大変勉強になりました。

第2位. 長期入院者によるゲーム開発と展示の試みと、その効用に関する実践報告
(コメント 抜粋)
・「特定の対象者」がゲームデザインをすることに関して、意義や価値が見出せると感じました。「ゲームデザイン」ならでは、という部分と、「特定の対象者」ならでは、という部分がよく合致していて、とても意義深い研究のように思いましたので、引き続き研究を進めていかれるのを楽しみにしています

・視線入力と胸の上のマウスだけで、こんな面白いゲームが創れるとは。

・(制作された)三人のゲームが興味深く、そしてゲームも楽しかったです。

第3位. 10年間のTwitter分析によるゲームにおける『面白い』の意味変化
(コメント 抜粋)
・”オンライン””対戦”の消失年(当たり前になった)は? など、10年間のゲームトレンドをSNSから分析した研究

・テキストマイニングではデータのスクリーニングが大変。コツコツと地道な作業が必要な研究を、良く続けました
でした。

2.後半、藤本研「ゲームの遊びと学びの未来シンポジウム in 大阪」登壇の報告

藤本研「ゲームの遊びと学びの未来シンポジウム in 大阪」開催
9/18(水)13:00~19:45 関西学院大学 大阪梅田キャンパス
岸本、小野のゲーム教育SIG 合同企画セッション:「ゲームを作る&遊ぶ」から広がる学び 登壇
参加者40人ぐらい。関西ではほぼ初の試みとして注目されていたようです。

岸本より、「ゲームを遊ぶことをきっかけにした学び3つ」を発表 20分
小中高校生はゲームを遊ぶのが好き。ならば、「ゲームを遊ぶことをきっかけにした学び」が成立する。私が授業や講座で使える、学びは3つ、
① ゲームリテラシー(自己コントロール力)、
② ゲームデザインスキル(ゲーム制作力)、
③ ゲーミフィケーションデザインスキル(人生神ゲー化力)
そしてゴールは、「主体的に考えて行動できる人材」の育成である。

小野より、「つくることで学ぶ」を発表 20分
GIGAスクール構想など教育現場の新潮流の中で、メディアリテラシー(表現力)→ゲームリテラシー(作れる)の活用が注目、併せて、高等教育におけるゲーム開発者教育が進みつつある。
事例紹介3つ。
・長期入院者によるゲーム開発と展示の試みと、その効用に関する実践報告
・放課後等デイサービスと大学を往還するゲーム制作実習
・「ロケトーン」コンテンツ制作

小野は、書籍『シリアスゲーム』/地方創生ゲームの紹介 でも登壇しました。


 今回の報告記事は以上になります。次回勉強会は、11月22日(金)に行う予定です。最後までお読みいただきありがとうございました。