投稿日:2022年3月1日 / 更新日:2022年3月8日


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日本デジタルゲーム学会 ニューズレター  第151号
2022年3月1日
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◇このニューズレターは日本デジタルゲーム学会正会員・学生会員・賛助会員
の方々にお送りしております。
レイアウトが崩れている場合、等幅フォントでご覧ください。

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【1】日本デジタルゲーム学会 2021年度年次総会 議事録公開中
【2】『デジタルゲーム学研究:第12回年次大会特集』投稿募集のお知らせ
  (8/31まで)
【3】日本デジタルゲーム学会 学会賞・若手奨励賞
   第12回年次大会 学生大会奨励賞 授与
【4】Digital Entertainment Conference 2022開催
   テーマは「コロナ禍を超えて進展する世界のゲーム
   & インタラクティヴ・ナラティヴ研究」
   -Advancing Digital Game Research Beyond COVID-19-
【5】第10回国際日本ゲーム研究カンファレンス-Replaying Japan 2022
    [開催日:8/25-28] 【CfP】[投稿締切:4/15]
【6】DiGRA 2022 は7/7-11 ポーランド・クラクフにて開催
【7】ゲームスタディインタビューズ vol. 3
    「ゲーム技術を研究するということ」公開中
【8】『デジタルゲーム学研究』投稿規定改訂のお知らせ
【9】川崎寧生 著『日本の「ゲームセンター」史』(福村出版)
   2022年3月に刊行されます
【10】「日本でゲーム研究を専攻できる大学院・大学リスト」等
   「ゲーム研究関連リスト」 移転のお知らせ
【11】「デジタルゲーム学研究」はJ-STAGEにて公開されています
【12】学会誌自由投稿論文・記事募集のお知らせ
【13】賛助会員のご案内
【14】広報委員長代理のひとごと
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学会公式Webページ: https://digrajapan.org/

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【1】日本デジタルゲーム学会 2021年度年次総会 議事録公開中
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日本デジタルゲーム学会 2021年度年次総会が、
2022年2月12日(土)にオンライン上にて開催されました。
下記ページにて議事録、総会資料を公開しています。
https://digrajapan.org/?page_id=9026

なお、当総会はオンライン開催となったため、総会は仮総会として実施する
こと、本仮総会の議事録を一か月ホームページにて公開し、会員の議論に付託
の上、書面による異議が会員数の3分の1を超えない場合は、これを総会決議と
認められる旨が伝えられました。

異議がある場合は、
 〒170-0013 東京都豊島区東池袋2丁目39-2 大住ビル401
 株式会社ガリレオ 東京オフィス 学会業務情報化センター内
 日本デジタルゲーム学会事務局
まで、 2022/3/14までに書面(必着)にてご連絡ください。

 ※事務局は2022年1月4日に上記住所に移転しましたのでご注意ください。

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【2】『デジタルゲーム学研究:第12回年次大会特集』投稿募集のお知らせ
  (8/31まで)
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日本デジタルゲーム学会編集委員会では、第12回年次大会特集を企画しており
ます。
オンライン開催されました第12回年次大会の発表者の方は是非、発表予稿を
発展させた論文での投稿をご検討ください。

特集論文投稿締切は【2022年8月31日】です。
なお、投稿の際は、論文投稿フォームの通信欄へ「年次大会特集への投稿」と
ご記入ください。

1)投稿に関する原稿種別・資格・執筆要項などについては
学会ウェブページの投稿規定をご確認下さい。
http://digrajapan.org/?page_id=321

2)研究論文、実践論文、作品論文、ショートペーパー、
研究ノートでの投稿については、「査読付き原稿」としての審査を行います。
そのため掲載を保証するものではないことをご了承ください。

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【3】日本デジタルゲーム学会 学会賞・若手奨励賞
  第12回年次大会 学生大会奨励賞 授与
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2月12日に開催された日本デジタルゲーム学会総会にて、以下の方々に本年度の
日本デジタルゲーム学会 学会賞、若手奨励賞を授与することが発表されました。

○日本デジタルゲーム学会 学会賞
 藤本 徹 氏 (東京大学)
 藤原 正仁 氏 (専修大学)

○日本デジタルゲーム学会 若手奨励賞
 シン・ジュヒョン 氏 (立命館大学)

また、2月11-12日に開催された第12回年次大会にて、学生大会奨励賞は、
以下の発表者に授与することも発表されました。

「FPSゲームにおける角待ちに注目した可視化インタフェース」
 筆頭発表者:佐藤 隼介 氏(文教大学)

「FPSゲームにおける非熟練者向けのUI着目音声ガイドシステム」
 筆頭発表者:小澤 蓮 氏(文教大学)

「防災気象情報の理解と活用を目的としたアドベンチャーゲームの試作」
 筆頭発表者:近藤 泰正 氏(日本大学生産工学部)

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【4】Digital Entertainment Conference 2022開催
  テーマは「コロナ禍を超えて進展する世界のゲーム
   & インタラクティヴ・ナラティヴ研究」
  -Advancing Digital Game Research Beyond COVID-19-
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立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)では、2022年3月5日と6日の両日、
マサチューセッツ工科大学、スタンフォード大学、ワシントン大学、京都精華
大学と協働して、コロナ禍におけるゲームとナラティヴ研究の最前線をテーマ
としたオンラインの学術カンファレンスを開催いたします。

日時:2022年3月5日(8:30~12:30) 3月6日(9:30~12:30)
形式:オンライン

【登録方法】参加希望者は3月4日の17時までに、下記URLからご登録ください。
https://zoom.us/webinar/register/WN_vNRMUao_QSSpn57hqFcUwA

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【5】第10回国際日本ゲーム研究カンファレンス-Replaying Japan 2022
    [開催日:8/25-28] 【CfP】[投稿締切:4/15]
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テーマ: 学習ゲーム・Games for Learning
日時: 2022年8月25日-28日
場所: ハイブリッド(立命館大学大阪いばらきキャンパス & オンライン)

2012年より、日本のゲーム文化を研究している様々な分野の研究者が参加する
会議として開催されてきたReplaying Japanの第10回目が、8月25日から28日ま
で立命館大学大阪いばらきキャンパスとオンラインのハイブリッドで開催され
ます。
今回のテーマは「学習ゲーム・Games for Learning」です。ゲームを通じて学
び、ゲームについて学び、ゲームをする際にその内容を自然に覚えてしまうこ
とが多い私たちにとって、ゲームは、社会の中で常に大切な役割を担ってきま
した。ゲームを不真面目な遊びとして評価する人もいれば、その学習における
可能性に着目する人も多くいます。しかし、適切な文脈で活用すれば、ゲーム
は大人にとっても子供にとっても、学び(学習)のための強力なツールになり
えます。
今回のテーマは、日本のゲームが学習ツールとして持つ多様な可能性を紹介・
議論するために設定されました。もちろん、これまでと同様に、人文学・社会
科学・ビジネス・教育の観点から、日本のゲーム文化・ゲーム産業など、学習
とゲームに関わるもの以外にも日本とゲームの関係を扱う投稿を歓迎します。
また、これらのテーマに関連したゲームやインタラクティブなプロジェクトの
ポスターやデモンストレーションの提案も募集します。

Replaying Japan 2022はハイブリッド(対面・オンライン)で開催されるため、
ショートプレゼンテーション形式を採用し、質疑応答のための時間を長くとり
ます。

発表要旨の投稿締切は4月15日です。英語での投稿も可能です。
詳細は https://www.rcgs.jp/?p=1736 をご確認ください。

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【6】DiGRA 2022 は7/7-11 ポーランド・クラクフにて開催
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DiGRA 2022は7/7-11 ポーランド・クラクフにて開催となりました。
early bird registrationは4/30、最終締切は5/31になっています。
詳細は https://digra2022.org/ をご覧ください。

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【7】ゲームスタディインタビューズ vol. 3
    「ゲーム技術を研究するということ」公開中
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ゲーム研究の裾野を広げていくための企画「ゲームスタディインタビューズ」
の第三弾として、「ゲーム技術を研究するということ」をテーマにした対談を
公開しました。
https://digrajapan.org/?page_id=8858

今回は、CGを研究している今給黎隆 会員(東京工芸大学)、サウンドを研究
している伊藤彰教 会員(東京工科大学)に、AIを研究している三宅陽一郎会員
(立教大学)が聞き手となって、ゲーム研究における各分野の最新の状況や研
究の意義、今後の展望などを鼎談形式で語っていただきました。
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記事と共に、鼎談の様子をYoutubeのDiGRA JAPANチャンネルでも公開しており
ます。記事に掲載していない部分も収録しておりますので、あわせてこちらも
ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=KKX84FjDi6c

過去のゲームスタディーインタビューズ
vol.1  シリアスゲーム座談会 -シリアスゲームについてゲームジャムの面か
ら可能性を考える-
vol.2 ゲーム学研究におけるアートとデザイン
は、下記に掲載しております。
https://digrajapan.org/?page_id=8466

ぜひご覧頂き、よろしければ、
SNSでハッシュタグ #DiGRAJ をつけてつぶやいてください。

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【8】『デジタルゲーム学研究』投稿規定改訂のお知らせ
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2021年夏季研究大会で発表した通り、当学会の学会誌『デジタルゲーム学研究』
の投稿規定を改訂いたしました。
主な改訂項目は次のような点です。

・二重投稿の明確化:既発表の内容であっても論文を投稿できるケースを下記
のように明記しました。
– 日本デジタルゲーム学会の年次大会ならびに夏季研究発表大会等の発表
– 論文誌やJournal、Transactionなどとしてオンラインまたはオフライン出版
されていないもの(予稿集やProceedingsでの発表は投稿可能です)
– 論文誌等で発表済みの内容が含まれているものの十分な新規性が認められる
もの

投稿規定改訂内容の詳細は、下記の投稿規定ページをご参照ください。
http://digrajapan.org/?page_id=321

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【9】川崎寧生 著『日本の「ゲームセンター」史』(福村出版)
  2022年3月に刊行されます
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本学会で、多数の発表をされてきた、川崎寧生さんの著書が下記の通り、刊行
されます。
https://www.fukumura.co.jp/book/b602105.html
※川崎さんの「崎」の字は、右側が「たつへん」です

概要:「日本で普及した娯楽施設、ゲームセンターの歴史を店舗の形態により
4種に分類し、当時の文献、新聞・業界誌の記事やフィールドワークをもとに
各々の盛衰と現状を分析する。」

目次:
・はじめに
・序章
・第1章 
 ゲームセンターを対象にした先行研究、およびこれまで記述されてきた日本
 ゲームセンター史の整理
・第2章 
 日米ゲームセンター史の比較分析 ─場所・空間の定着過程に着目して─
・第3章 
 日本のゲームセンター史が持つ特殊性の分析
・第4章 ゲームセンターにおける店舗形態の特徴 
 ─先行研究における議論の整理を中心に─
・第5章 ゲームセンターが社会に根付く過程のケーススタディ① 
 大人向けゲームコーナー
 ─都市型娯楽の新しい形としての「ゲーム機が導入された喫茶店」─
・第6章 ゲームセンターが社会に根付く過程のケーススタディ② 
 子供向けゲームコーナー
 ─駄菓子屋や玩具屋に広がったゲームプレイの形─
・第7章 
 娯楽施設としてのゲームセンターの変遷 
 ─店舗形態に影響を与えた要素を中心に─
・終章
・あとがき
・参考文献
・索引

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【10】「日本でゲーム研究を専攻できる大学院・大学リスト」等
   「ゲーム研究関連リスト」 移転のお知らせ
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当学会サイトに掲載していた
「日本でゲーム研究を専攻できる大学院・大学リスト」などの「ゲーム研究関
連リスト」は小林信重会員のWebサイトにてリストが公開・更新されていくこと
になりました。

ゲーム研究関連リスト  Nobushige Kobayashi’s Website
https://chimarisan.wordpress.com/lists/

当学会サイトからも引き続き当該ページへのリンクを掲載していきます。
情報提供・更新依頼などございましたら、上記リンク先に掲載されている小林
会員の連絡先へ情報をお寄せください。

今後とも変わらず、学生指導などに「ゲーム研究関連リスト」をご活用ください。

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【11】「デジタルゲーム学研究」はJ-STAGEにて公開されています
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本学会の学会誌「デジタルゲーム学研究」は「科学技術情報発信・流通総合シ
ステム」(J-STAGE)にて公開されています。

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/digraj/-char/ja

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【12】学会誌自由投稿論文・記事募集のお知らせ
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日本デジタルゲーム学会編集委員会では、会員の皆様からの自由投稿原稿を募
集しております。投稿は随時可能です。特に産業界の方からの積極的なご投稿
を心よりお待ちしております。

原稿種別は、論文(研究論文、実践論文、作品論文、ショートペーパー、
研究ノート)と記事があります。
論文については、いわゆる「査読付き論文」としての審査を行います。
査読の結果、採択された論文は順次掲載可能な号に掲載いたします。

記事については、会員の皆様からの幅広いテーマでの寄稿を募集しています。
ご投稿いただければ閲読ののち、こちらも順次直近の掲載可能な号に掲載いた
します。

<トピック例>
・参加記(ゲーム研究関連の研究大会、ゲーム産業分野のイベントなど)
・文献紹介・ゲームレビュー(文献紹介とともに、ゲーム作品評も募集します)
・開発・実践事例紹介(VRやIoTなど最新分野の取り組み紹介など)
・技術紹介(開発したゲームの工夫や課題)
・開発者回顧録(過去に手掛けた作品について残しておきたい記録)

投稿にあたっては、投稿規定と執筆要項をご確認ください。
・投稿規定・執筆要項
https://digrajapan.org/?page_id=321

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【13】賛助会員のご案内
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当学会では賛助会員として、

・一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会

・株式会社ゲームスタジオ

・株式会社コーエーテクモゲームス

・株式会社スクウェア・エニックス

・株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

・公益財団法人 科学技術融合振興財団

以上の6団体に参加していただいております(50音順)。

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【14】広報委員長代理のひとごと
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前回のニューズレターでご紹介した「Ludo-Musica II ~ ゲームのための音楽
/音楽のためのゲーム」(https://ludomusica.net/ 2/28終了)を見てきました。

ゲーム&音楽をテーマにした展示でしたが、様々な年代のゲームと音楽を閲覧
することで、ゲームプレイ史としてもゲーム技術史としてもゲーム開発史とし
ても勉強になりました。
開発者としては、先人のこだわりを目の当たりにして、気持ちを新たにした次
第です。

2月の年次大会でもゲームミュージアムをテーマにした発表が複数ありました
が、これからもこういった取り組みを楽しみにしています。