投稿日:2012年10月29日 / 更新日:2013年3月13日
共通テーマ:デジタルゲーム研究の発展
-アジアを背景としたコンテンツ創成・地域の魅力の発信-
我が国は、従来のものづくりの強みに加え、クールジャパンにしめされるように、デザイン、ファッションや音楽・映像、ゲームなど価値ある情報づくりを、産業の基盤に据えることで、経済・社会の活性化をめざし、グローバルな文化・産業展開を進めています。
今回、日本デジタルゲーム学会2012年度大会は、福岡で開催します。
福岡は、アジアに隣接した都市であり、古来から遣唐使の経由地や日宋貿易の拠点としてアジアに向けて発展してきました。加えて、福岡は観光、食や文化、エンターテイメント、など多彩な、クールジャパンの魅力を持った都市であり、地理的、文化的ポテンシャルを生かしたアジアでの学術連携や産業展開が進行しています。
開催校である九州大学大学院芸術工学研究院は、九州芸術工科大学(1968-2003)が母体となっています。九州芸術工科大学は、技術と芸術との融合を標榜し、「技術の人間化」を建学の理念とした唯一の芸術工学を指向する国立大学でした。現在も本研究院はこの理念を継承しながら、高度なデジタルメディア文化に対応し、論理的思考と豊かな芸術的感性をともに備えた、高次のクリエータの育成を目指した教育を行っています。
福岡にはユニークなゲームや映像の制作会社が存在しています。福岡県、福岡市などの行政機関もコンテンツ振興を重要な戦略としてとらえており、産学官の強い連携を基盤に、極東アジアをも含めたコンテンツ産業文化クラスターの形成を目指しています。
開催期間中には、九州大学、福岡県、福岡市が中心となって進めている、福岡アジア美術館で開催される「2012アジアデジタルアート大賞」をはじめ、九州大学の「人環境適応研究実験施設」や「デジタル工房」など、先端コンテンツ創成に関する世界レベルの設備も公開する予定です。
今回の大会では、アジアを背景としたコンテンツ創成・地域の魅力のグローバルな発信をデジタルゲームという視点で論議されることを期待します。皆様のご来福を心よりお待ちしています。
源田悦夫
(日本デジタルゲーム学会2012年次大会実行委員長、九州大学大学院芸術工学研究院教授)
開催日:2013年3月4日(月)~5日(火)
会場: 九州大学 大橋キャンパス
http://www.design.kyushu-u.ac.jp/kyushu-u/index
■発表方法:
発表形式は、(1)口頭発表、(2)ポスター発表、(3)企画セッション
があります。
口頭発表は、テーマごとに3~4件の発表をまとめて90分~2時間程度のセッションを設定します。各自の持ち時間は、質疑応答を含め20分程度です(詳細は発表者へ事前にお知らせします)。ポスター発表は、ポスターセッション会場で発表者が自身のポスターの前で説明を行う形式です。企画セッションとは、あるテーマを設定し、1名のセッション代表者と3~4名程度の発表者をとりまとめて応募するという形式での公募です。
■発表申込方法:
口頭発表、ポスター発表ご希望の方は、
1)名前と所属
2)発表タイトル
3)発表要旨(100~200字程度)
を記載し、メール表題をそれぞれ「口頭発表応募」
「ポスターセッション応募」として、下記のメールアドレス宛にお申し込みください。
企画セッションへのエントリーご希望の方は、
1)企画セッション名
2)セッション代表者名と所属
3)各発表者の名前と所属、
4)発表タイトル、
5)セッション要旨(100~200字程度)、
6)発表要旨(100~200字程度)
を記載し、メールの表題を「企画セッション応募」として、下記のメールアドレス宛にお申し込みください。
★申込メールアドレス★
digra13あっとdesign.kyushu-u.ac.jp
(あっとは@に変更して送信下さい) 。
■エントリー締切:2012年12月14日(金)到着分まで
実行委員会での審査の後、12月末までに採否の連絡をさせて頂きます。
発表が採択された方は、【2013年2月4日(月)】までに、
Wordの標準フォーマットで10ページ以内の予稿集向け論文ファイルをWord形式で実行委員会までご提出いただきます。(提出方法の詳細は発表者宛に個別にご連絡いたします。)
※締切までの原稿が遅れた場合も発表はできますが、予稿集への掲載は保証されません。