日本デジタルゲーム学会では、2016年8月6日(土)と8月7日(日)に第5回となる夏季研究発表大会を開催いたします。
本年は、日本デジタルゲーム学会が発足してから10年となります。この10年間で、日本のデジタルゲームは規模を年々増してきましたが、日本デジタルゲーム学会も拡大し続けてきました。この勢いに負けないように、本年は、2日開催と100%増の日程で研究発表大会を開催します。
10年一区切りといいますが、本研究発表大会では「デジタルゲーム:10年の軌跡と未来」を開催スローガンとして、幅広い分野について、今までの10年を今後の10年に結びつける研究発表・議論ができる場を目指します。今までに学会に足を運んだことがなかった産業界の方々や、長く日本デジタルゲーム学会に関わっていただいた方に参加してもらおうと、新たな試みも検討しておりますので、ぜひとも皆様の参加をお待ちしております。
この先10年に繋がる、あらたな出会が見つかるはずです。
2016年夏季研究発表大会 大会委員長 今給黎 隆
Takashi IMAGIRE
東京工芸大学
芸術学部ゲーム学科
准教授
日本デジタルゲーム学会
2016年
夏季研究発表大会
テーマ | 「デジタルゲーム:10年の軌跡と未来」 |
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開催日 | 2016年8月6日(土)〜7日(日) | |||||||||||||||||||||||||||
会場 | 東京工芸大学 中野キャンパス | |||||||||||||||||||||||||||
主催 | 日本デジタルゲーム学会 (DiGRA JAPAN) | |||||||||||||||||||||||||||
参加登録 | 大会に参加するには、参加費が必要となります。大会当日、会場にてお支払い下さい。
事前参加登録をされますと費用が割引となりますので、お早めのご登録をお願い致します。 7月31日(日)の登録締切後は当日受付料金(1000円増)となります。 2016年夏季研究発表大会 参加登録フォームはこちらから |
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参加費 |
事前参加登録者料金 (割引後価格) 締切:7月31日(日)
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懇親会案内 | 懇親会会場 | 東京工芸大学 中野キャンパス 2号館 B1F プレイス | ||||||||||||||||||||||||||
参加費 | 一般会員・非会員:5000円、学生:3000円 (申込締切:7月31日(日)) |
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大会実行委員会 | 大会委員長 | 今給黎 隆(東京工芸大学) | ||||||||||||||||||||||||||
プログラム委員長 | 藤原 正仁(専修大学) | |||||||||||||||||||||||||||
研究委員長 | 遠藤 雅伸(東京工芸大学) | |||||||||||||||||||||||||||
委員(五十音順) | 板垣 貴幸(IGDA日本) | |||||||||||||||||||||||||||
一小路 武安(東洋大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
小野 憲史(IGDA日本) | ||||||||||||||||||||||||||||
川村 景吾(フリーランス) | ||||||||||||||||||||||||||||
田端 秀輝(フリーランス) | ||||||||||||||||||||||||||||
中村 隆之(神奈川工科大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
原 寛徳(東京工芸大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
福田 一史(立命館大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
松隈 浩之(九州大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
三宅 陽一郎(株式会社スクウェア・エニックス) |
講演日 2016年8月6日(土)13:30~14:30
日本デジタルゲーム学会(Digital Games Research Association Japan: DiGRA Japan)は、DiGRAの日本における拠点として、デジタルゲームに関する学術、技術の進歩発展と普及啓蒙を図り、会員相互間および関連学協会との連絡の場を目指し、また、DiGRA本部との連携を通じて研究成果の国際的な共有を図り、学術、文化および産業の発展に寄与することを目的として、2006年4月に設立されました。
2007年にはDiGRA2007(The Third International Conference of the Digital Games Research Association)を日本で初めて開催し、2007年より学会誌『デジタルゲーム学研究』を刊行、2010年より年次大会を開催し、日本学術会議協力学術研究団体になりました。また、2011年には学会賞を創設し、2013年より夏季研究発表大会を開催、Replaying Japanを共同開催するなど、この10年間で日本デジタルゲーム学会の学術的活動は飛躍的に発展を遂げてきました。2016年3月現在の会員数は300人を超えています。
本基調講演では、日本デジタルゲーム学会の10年を振り返り、その成り立ちや現在に至るまでの過程、ゲーム研究の動向などを会員相互に共有し、次の10年の展望を考えたいと思います。
馬場 章(日本デジタルゲーム学会初代会長) 東京大学大学院情報学環教授。専門は日本経済史、歴史情報論、コンテンツ創造科学。公益財団法人中山隼雄科学技術文化財団理事、公益財団法人科学技術融合振興財団理事、一般社団法人日本eスポーツ協会理事。独立行政法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)にて「オンラインゲームの教育目的利用のための研究」を推進。DiGRA2007(The Third International Conference of the Digital Games Research Association)組織委員長、日本賞コンテンツ部門審査委員などを歴任。日本デジタルゲーム学会賞受賞。 |
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岩谷 徹(日本デジタルゲーム学会会長)
東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授。専門はゲーム学、シリアスゲーム。文化庁芸術選奨メディア芸術部門選考委員、株式会社バンダイナムコゲームスフェロー。「パックマン」をはじめ、50タイトル以上のゲームの企画・開発・プロデュースに従事。近年は新しいゲームの表現と社会的活用を目的とした「ゲーミング・スーツ」の研究・開発を推進。文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員などを歴任。Guinness World Records認定。Gamelab 2015 Legend Awards賞、CEDEC AWARDS 2015特別賞受賞。 |
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司会:遠藤 雅伸(日本デジタルゲーム学会副会長) |
スケジュールの詳細、予稿集は以下のリンクからご確認頂けます。
プログラム詳細(PDF)7月18日修正
予稿集 (PDF) 8月6日修正
2016年8月6日(土) | |||
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9:30-17:30 | 受付 |
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10:00-10:10 | オープニング |
開会挨拶 | |
開場案内 | |||
10:20-11:20 | セッション1: ゲームの表現 |
ウェアラブル型「ゲーミング・スーツ」による新しい表現の研究 | |
狭額縁有機ELディスプレイ付スイッチにおけるゲーム機への応用 | |||
デジタルゲームの映像表現とインタラクション | |||
企画セッション: ゲーム教育SIG |
インキュベーションとIPから考える学生のキャリア形成:GDC Education Summitからの示唆 | ||
11:30-12:30 | セッション2: ゲームと文化 |
デジタルゲームの個人的アーカイブ | |
日本のマイコン文化とビデオゲームを考察する:1980年代前半のNHKテレビ番組を通じて | |||
エポックメイキングゲームから見るゲームのパラダイムシフト | |||
セッション3: ゲームとジェンダー |
乙女ゲームのキャラクター分析 | ||
【発表取消】 |
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女性向けゲーム専門誌にみるゲーム紹介方法の変容:『電撃 Girl’s Style』と『B’s LOG』の調査を通じて | |||
12:30-13:30 | 昼食休憩 |
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13:30-14:30 | 日本デジタルゲーム学会 創立10周年記念基調講演 |
日本デジタルゲーム学会:10年の軌跡と未来 | |
14:30-14:35 | 記念撮影 |
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14:45-15:45 | セッション4: ゲームと心理(1) |
デジタルゲームにおける共感尺度の開発 | |
ソーシャルゲームの社会的要素が及ぼす影響 | |||
3Dビデオゲームにおける脳波を用いたストレス評価に関する研究 | |||
セッション5: ゲームと技術 |
プレイヤーに良いとされるゲームAIに関する研究 | ||
世界設定を変化させることによる複数ストーリーの生成 | |||
対戦型格闘ゲームにおけるキャラクターの位置情報に基づく観戦支援手法の基礎的検討 | |||
15:55-16:35 | セッション6: ゲームと心理(2) |
【発表取消】 |
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マズローの欲求5段階説とスマートフォンゲームにおけるユーザの社会性に基づくゲームコンテンツの分析と制御方法の提案 | |||
セッション7: レベルデザイン |
鏡映パックマンを用いた、内発的難易度の階層化及び構造化の実証実験 | ||
ゲーム研究における難易度工学 | |||
16:35-17:35 | インタラクティブセッション |
ゲームプレイ中の生体情報計測のためのワークショップの試み | |
狭額縁有機ELディスプレイ付スイッチにおけるゲーム機への応用 | |||
カードバトルゲームのための適応的ナラティブ提供システムの研究 | |||
世界中のプレイヤーに向けた数学的思考力ゲーム「Global Math」2015コンテスト制作の紹介 | |||
パーティ構成に起因する効果的なナラティブに関する研究 | |||
オンラインゲームにおけるデジタルコンテンツの価値に関する研究 | |||
三段階評価ゲームのユーザー行動に関する研究 | |||
オンラインゲームのアバターの命名における同名制限に関する研究 | |||
ゲーム内の現象が行動に及ぼす影響に関する研究 | |||
「シリアスゲームジャム」による「サステイナブル社会をピーアールする学習ゲーム」の制作事例 | |||
「女性向けゲーム」のゲームデザインに関する史的研究 | |||
ゲームにおける課金に対するユーザー行動に関する研究 | |||
ゲームパッケージにおける初見買いに関する研究 | |||
ベクションを考慮したマスクの応用によるVR酔いの軽減と没入感の向上 | |||
Developing Pokemon AI For Finding Comfortable Settings | |||
日本人ゲームプレイヤーの動向に関する質的調査の結果報告 | |||
『モンスターハンター』シリーズの音楽にみられる多様な危険度表現と音楽的差異(2):オーケストレーション分析 | |||
ゲーム・ミュージックにおけるアレンジと再現 | |||
17:50-19:50 | 懇親会 |
2016年8月7日(日) | |||
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9:30-11:10 | 受付 |
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10:00-11:00 | セッション8: ゲームビジネス |
ゲームにおけるダウンロード版とパッケージ版の購入に関する研究 | |
モバイルゲームが従来型ゲームに及ぼす代替効果の実証分析 | |||
セッション9: ゲーム音楽 |
ゲーム・ミュージックにおけるアレンジと再現 | ||
『モンスターハンター』シリーズの音楽にみられる多様な危険度表現と音楽的差異(2):オーケストレーション分析 | |||
11:10-12:30 | セッション10: ゲームの評価 |
クソゲーを題材とした質的調査によるゲームの評価に関する研究 | |
HOLDの活用を考慮したテトリスのプレイ技能分析 | |||
プレイヤーが良質な物語と感じるゲームにおけるナラティブの効果に関する研究 | |||
セッション11: ゲームと学習 |
ARCS改良モデルのシリアスゲームジャム実施方法への応用 | ||
同テーマのチーム制作における再動機づけの工夫に関する事例 | |||
英単語を楽しく学べるゲーム「WORD BRIDGE」の開発と検証 | |||
Language learning and media education in an out-of-school "Game Camp" | |||
12:35-13:05 | クロージング |
専門部会報告 学生大会奨励賞表彰 閉会挨拶 |
2016年5月31日(火)に発表申込は締め切りました。
みなさまの日頃の研究の成果を、是非年次大会でご発表ください。つきましては、以下の要綱にて発表者を募集いたします。
発表ご希望の方は、以下の要領をご確認の上お申し込みください。
※口頭発表・インタラクティブセッションの発表は、発表者の中に少なくとも一名学会員の方が含まれている必要があります。
(1)口頭発表
(2)インタラクティブセッション
(3)企画セッションの3スタイル
(1) 口頭発表
口頭発表は、テーマごとに2~4件の発表をまとめて40分~120分程度のセッションを設定します。
各自の持ち時間は、質疑応答を含め20分程度です(詳細は発表者へ事前にお知らせします)。
(2)インタラクティブセッション
インタラクティブセッションは、発表者が自身のポスターやデモ機の前で説明を行う形式です。
実機デモを用いての報告をしたい方、あるいは議論を深めたい方はこちらの形式の発表もご検討ください。
(3)企画セッション
企画セッションとは、あるテーマを設定し、1名のセッション代表者と3~4名程度の発表者をとりまとめて応募するという形式での公募です。
発表ご希望の方は、
1)申込者の氏名・メールアドレス
2)発表種別(口頭発表、インタラクティブセッション、企画セッション)
3)発表タイトル
4)発表者全員の名前と所属、会員種別
※学生大会奨励賞は代表発表者が学生会員のみが対象となります。
5)発表要旨(100~200字程度、企画セッションはセッション要旨とそれぞれの発表の要旨をそれぞれ100~200字程度で)
6)展示概要、使用機材(インタラクティブ発表希望の方のみ)
を発表申込フォームよりお申し込みください。
「発表申込方法」の締切は、以下のとおりです。
締切:5月31日(火)
発表が採択された方は【2016年7月10日(日)】までに、Wordの標準フォーマットで4ページ以内の予稿集向け論文ファイルをWord形式で実行委員会までご提出いただきます。
2016年夏季研究発表大会 予稿受付フォームはこちらから
東京工芸大学
中野キャンパス
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5
東京メトロ丸ノ内線・都営地下鉄大江戸線「中野坂上駅」下車 徒歩約7分