日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)

理事選挙候補者 (理事会推薦者/候補者はランダム順に表示されます)

 

候補者氏名
ふりがな
候補者区分
選挙に向けて一言
 当学会、ゲーム学術分野での活動など
 略歴
遠藤 雅伸
えんどう まさのぶ
理事会推薦

日本デジタルゲーム学会の牽引役となれるよう頑張ります

第1期より理事、研究委員長として学会活動を支えてきました。また発表者として9件、共著者として29件の発表と本学会の研究発表会にも積極的に参加しています。日本のゲームデザインに関する研究が専門で、公開調査や実証実験により日本のゲームを分析し、今年度は「ゲーム道」という概念を提唱しました。

1959年東京生まれ、80年代よりゲーム作家として作品多数。1981年より(株)ナムコ(現バンダイナムコスタジオ)勤務、1985年より(株)ゲームスタジオ代表取締役(現相談役)として、ゲーム産業に関わる。2005年より東京大学大学院にてコンテンツ創造科学産学連携プログラムの特任講師、2011年より宮城大学事業構想学部客員教授(現任)、2014年より東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授(現任)、2018年より明治大学総合数理学部客員教授(現任)として、ゲーム教育・研究に携わる。CEDEC運営委員、CESA人材育成委員、公益財団法人日本ゲーム文化振興財団理事、Japan Game Music Orchestra名誉会長。

小山 友介
こやま ゆうすけ
理事会推薦

ゲーム産業論の構築を進めます

2012年度 若手奨励賞(本学会)
『日本デジタルゲーム産業史』(人文書院) 2016年

1973年生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。博士(経済学)
日本学術振興会特別研究員(PD:京都産業大学)、東京工業大学助手・助教、芝浦工業大学准教授を経て、現在は芝浦工業大学教授。
社会シミュレーション研究を経てゲーム産業研究。
主著『コンテンツ産業』(編著、東京大学出版会、2009年)、『日本デジタルゲーム産業史』(人文書院、2016年、社会情報学会優秀文献賞受賞)

三上 浩司
みかみ こうじ
理事会推薦

 

ゲームに関わる研究の更なる学術的価値の向上に寄与します

主にコンテンツ工学の視点からゲームデザインやユーザ分析に関わる研究を推進してきました.本学会では2014年より理事として主に編集委員会を主導し,論文種別の変更や査読基準の整備,査読期間の短縮化,論文のJ-Stageでの発行などに携わってきました.

1995年慶應義塾大学環境情報学部卒業後,日商岩井株式会社にて家庭用ゲーム機の通信対戦サービス(X-BAND)の立ち上げに従事.その後アカデミックな世界に移り,主に3DCGを利用したアニメや,ゲームの制作技術と管理手法の研究に従事.本格的なゲーム開発者育成カリキュラムを4年制大学で実施し,多くのゲームクリエイター,CGアーティストを世に生み出す.同カリキュラムは情報処理学会において2012年度に優秀教育賞を受賞.日本デジタルゲーム学会理事,芸術科学会監事(前会長),情報処理学会DCC研究会幹事.博士(政策・メディア:2008年慶應義塾大学)

三宅陽一郎
みやけ よういちろう
理事会推薦

 

学術と産業をなめらかにつなぐ道を探したい

広報委員長をつとめています。twitter, facebook、instagramなど、多彩なメディアで学会の情報を発信しています。また、楽しい学会WEBサイトを目指しています。
ゲームデザインと人工知能の関係を研究しています。
また「ゲームエンジンの人工知能化」について大会で発表を重ねています。

株式会社 スクウェア・エニックス リードAIリサーチャー
ゲームAI開発者。京都大学で数学を専攻、大阪大学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。2004年よりデジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。理化学研究所客員研究員、九州大学客員教授、IGDA日本ゲームAI専門部会設立(チェア)。著書に『人工知能のための哲学塾』『ゲームAI技術入門』など。

藤原正仁
ふじはら まさひと
理事会推薦

ゲーム研究と学会の発展に尽力します

日本デジタルゲーム学会設立メンバーとして事務局統括、DiGRA2007組織委員会委員、2015〜2016年夏季研究発表大会プログラム委員長、2016年〜理事、研究委員、国際委員、2017年夏季研究発表大会委員長、2018年〜国際委員会委員長、DiGRA2019組織委員会委員等を担当しました。

専修大学ネットワーク情報学部准教授。中央大学大学院商学研究科商学専攻博士前期課程修了、デジタルハリウッド大学大学院デジタルコンテンツ研究科デジタルコンテンツ専攻専門職学位課程修了。コンテンツ分野における人材育成に関する研究、デジタルゲームの表現と倫理に関する研究等に従事。主な論文は、Career Development among Japanese Female Game Developers: Perspective from Life Stories of Creative Professionals、デジタルゲームのレーティングシステムの変遷と課題: CERO、PEGI、IARCの比較。

藤本 徹
ふじもと とおる
理事会推薦

日本のデジタルゲーム研究の一層のレベルアップに貢献します

当学会では、2014年度より学会理事、2010年度より編集委員(2014年度より編集幹事)、2011年度~2013年度に広報委員、2010〜2012年年次大会実行委員、「デジタルゲーム学研究」第4巻2号「シリアスゲーム」特集エディター等を担当。2019年度より研究委員長を拝命して活動しています。

東京大学 大学院情報学環・学際情報学府講師。慶應義塾大学環境情報学部卒。民間企業等を経てペンシルバニア州立大学大学院博士課程修了。博士(Ph.D. in Instructional Systems)。2019年より現職。専門は教授システム学。ゲーム学習論(シリアスゲーム・ゲーミフィケーション)。NPO法人Educe Technologies理事、日本教育工学会評議員。著書に「シリアスゲーム」(東京電機大学出版局)、「ゲームと教育・学習(教育工学選書)」(ミネルヴァ書房・編著),訳書に「テレビゲーム教育論」(同)、「デジタルゲーム学習」(同)、「幸せな未来は「ゲーム」が創る」(早川書房)など。

古市 昌一
ふるいち まさかず
理事会推薦

シリアスゲームの学術・産業両面での普及に尽力します

2015年夏季研究発表大会(日本大学生産工学部で実施)実行委員長(2015年8月),日本デジタルゲーム学会ゲーム教育SIG委員(2014年~),第2回~第8回シリアスゲームジャム実行委員長または実行委員(2014年~),DiGRA 2019 KYOTO プログラム委員(2018年1月~2019年8月)  

1982年広大総合科学卒,同年三菱電機(株)入社,1982年~1992年並列推論マシンの開発に従事,その成果は1994年~2008年に防衛用モデリング&シミュレーション(M&S)として事業化.在職中1994年にイリノイ大でMS,2004年に慶大で博士(工学)を取得,2008年9月に日大生産工に着任,医療・交通,戦国時代の戦い等を対象としたM&S及びシリアスゲームの構築技術の研究に従事.シリアスゲームの認知度向上のため, NHK「爆問学問」,「英雄達の選択」等TV番組にも積極的に出演.代表的なシリアスゲームはLine Ho!ckey, FishyFishy, 戦国FUSE, 戦国FITS等.

中村 彰憲
なかむら あきのり
理事会推薦

学会としての理念、制度を刷新し組織として確かなものにします。

DiGRA 2019実行委員会委員長、日本デジタルゲーム学会会長、副会長、国際委員会委員長、広報委員会委員長などを歴任。BitSummitや、VRやARなどを促進するコミュニティ、KYOTO-VREXなど京都を中心としたゲーム開発関連コミュニティの促進にも関わる。主な著作に『中国ゲーム産業史』など

第8期では、DiGRA2019を招へいし、歴代の世界大会においても2番目の参加者数となる、411名を達成いたしました。また参加国及び地域も32ヵ国と2地域(香港、台湾)となりこれも過去最大規模となっております。これらを通し、日本におけるデジタルゲーム研究はいくつかの分野において欧米と実績や研究蓄積において肩を並べる程になっていることが明らかとなりました。この喜ばしい状況を踏まえつつ、次の2年の間に規約や制度の「棚卸し」を行い、学会としての理念や制度を改めて精査したうえで、当学会を「組織として確かな」存在としていきたいと考えています。

松隈 浩之
まつぐま ひろゆき
理事会推薦

ゲームを取り巻く事象の学術研究への展開を推進します

日本デジタルゲーム学会、日本デザイン学会、情報処理学会、アジアデジタルアートアンドデザイン学会会員。アジアデジタルアート大賞展実行委員会事務局長。
専門:コンテンツデザイン、シリアスゲーム。病院や福祉施設と連携し、主に高齢者のためのリハビリ・ヘルスケアを目的としたシリアスゲームの研究開発に従事。

九州大学大学院 芸術工学研究院 准教授
九州芸術工科大学卒。1997年から6年間凸版印刷株式会社でCGデザイナーとして従事後、2003年より現職となり、アニメーションやゲーム等のコンテンツデザインを中心に研究開発を行う。2009年から2019年の11年間、高齢者のリハビリ・ヘルスケアを主なテーマとしたシリアスゲームプロジェクトを継続しつつ、若手クリエイターの育成及び、ゲームをはじめとするデジタルコンテンツの新たな分野での発展に力を注いでいる。2012年度デジタルゲーム学会福岡大会副実行委員長をはじめ学会の研究活動に従事。福岡をはじめとする北部九州を世界的なゲーム産業拠点にすることを目指した産学官連携を積極的に推進している。

細井 浩一
ほそい こういち
理事会推薦

 

日本のゲーム研究の学術拠点として学会活動をさらに前進させます

副会長を経て2015年度まで会長職を拝命しました。国内で最大規模のゲーム分野の学術組織として、研究活動を主軸とする学会運営と各研究活動の活性化、国際化の進展、また学会規約に基づく安定的な学会運営体制の確立を最重要課題としつつ職務を務めてきました。

立命館大学映像学部教授。博士(経営学)。1998年、京都の産学公連携でデジタルゲームの保存と社会的活用を目指す「ゲームアーカイブ・プロジェクト」(GAP)を立ち上げました。ゲーム研究を進めるすべての方々にとって、その前提となるゲームプロダクトとその情報を可能な限り保存する必要性を現在も痛感しています。2019年10月より文部科学省国際共同利用・共同研究拠点に採択された「日本文化資源デジタル・アーカイブ国際共同研究拠点」の拠点長を務めていますので、ゲーム・アーカイブについても国際的な位置づけを持たせて前進させたいと考えています。