DiGRA 2007 Situated play
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シンポジウム
シンポジウムは、すべて、英語→日本語・日本語→英語の同時通訳が付きます。

9月24日(月)
15:30-17:00
安田講堂 シンポジウム : DiGRAの現在と未来
ターニャ・クルズィンスカ、パトリック・クローガン、ダグラス・トーマス、ヘレン・W・ケネディ
同時通訳セッション
9月25日(火)
17:00-18:00
小柴ホール シンポジウム : 東京漂流: 日本の開発者コミュニティへの示唆 (国際ゲーム開発者協会セッション)
ジェイソン・デラ・ロッカ、ジョン・エイブルハンソン、ディラン・カスバート、ロバート・オタ・ディートリッチ、ケース・ガジェンターン、バート・セクラ、コリン・ウィリアムソン
同時通訳セッション
9月26日(水)
16:30-18:00
小柴ホール シンポジウム : 多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム
ターニャ・クルズィンスカ、トリル・モーテンセン、エスザー・マカラム・スチュアート、T.L. テイラー
同時通訳セッション
9月27日(木)
16:30-18:00
小柴ホール シンポジウム : ゲームと教育・医療
香山リカ、高杉紳一郎、坂元章
同時通訳セッション
9月28日(金)
10:30-12:00
小柴ホール シンポジウム : ゲームデザイン・ワークショップ (国際ゲーム開発者協会 教育部会)
スーザン・ゴールド、ロビン・ハニキ、トレイシー・フラートン、マギ・セイフ・エルナスル
同時通訳セッション
9月28日(金)
14:30-16:00
小柴ホール シンポジウム : 日本におけるゲーム開発(仮題)
遠藤雅伸、飯田和敏、新清士
同時通訳セッション


◆9月24日(月) 15:30〜17:00 安田講堂
Symposium : DiGRA Present and Futures
(シンポジウム : DiGRAの現在と未来)

DiGRAの現在と将来の方向性について議論します。DiGRA将来の計画立案に関心を持つ人を歓迎します。

   
Tanya Krzywinska
ターニャ・クルズィンスカ(パネリスト)
イギリスのブリュネル大学 芸術学部 教授。
映画・テレビ研究で修士・博士号を取得後、ゲーム研究を専攻、『トゥームレイダーたちとスペースインベーダーたち:ビデオゲームの形式と文脈』などを著す。現在はDiGRAの会長として、デジタルゲームに関する質の高い研究を奨励し、DiGRAをあらゆる分野の研究者たちにとって有意義な場とするために尽力している。
Tanya Krzywinska
Patrick Crogan
パトリック・クローガン(パネリスト)
DiGRAアドバイザリーボード。
オーストラリアのアデレード大学でメディア学の教鞭を執る。『The Video Game Theory Reader』、『Games and Culture』、『Media International Australia』などでゲームに関する論文を執筆している。また、合気道の研究者でもある。
Patrick Crogan
ダグラス・トーマス(パネリスト)
南カリフォルニア大学 コミュニケーション学部 准教授。
DiGRA副会長、『Games and Culture』編集長。現在、教育や国際的な市民活動のために仮想世界を利用するための研究を行っている。
Douglas Thomas
Helen W. Kennedy
ヘレン・W・ケネディ(パネリスト)
西イングランド大学 文化学部 上級講師。
『トゥームレイダー』の主人公ララ・クロフトのジェンダー的解釈、オンラインゲーム「Quake」の女性プレイヤーの研究など、ゲームに関する多数の論文を発表している。
Helen W. Kennedy
 


◆9月25日(火) 17:00〜18:00 小柴ホール
Symposium : Tokyo Drift: Imports to the Japanese Developer Community (IGDA Session)
(シンポジウム : 東京漂流 : 日本の開発者コミュニティへの
示唆(国際ゲーム開発者協会セッション))

日本は、さまざまな点で、ゲーム産業の精神的な拠り所です。1980年代のビジネス復活以降、日本のゲーム開発者はイノベーションを起こし続け、産業の発展に寄与してきました。
しかし、日本のスタジオは労働環境が過酷なことで有名です。その開発方法は、孤立して守られていると主張する人もいます。 それにもかかわらず、日本人以外の開発者にとって、日本でゲームをつくる魅力は圧倒的です。日本で働くということが、クリエーターたちを魅了するのはなぜでしょうか?
日本で暮らし働いている海外出身のプロの開発者の観点から、パネルディスカッションを行います。

   
Jason Della Rocca
ジェイソン・デラ・ロッカ(モデレーター)
IGDA(国際ゲーム開発者協会)エグゼクティブ・ディレクター。
開発者間の連携、専門的な開発の促進、開発者コミュニティに影響を与える問題(QOL、創作の自由、労働力の多様性、業績基準)を、開発者を代表して主張する活動を行っている。また、東京ゲームショウやE3、GDCなど世界中のカンファレンスで講演活動をおこなっている。
Jason Della Rocca
John Abrehamson
ジョン・エイブルハンソン(パネリスト)
株式会社フロム・ソフトウェア(From Software)のプログラマー。
コーネル大学を卒業し、東京で勉強した後、フロム・ソフトウェアで2年間勤務、『ARMORED CORE 4』などの制作に携わる。シリコンバレー出身。
John Abrehamson
Dylan Cuthbert
ディラン・カスバート(パネリスト)
京都に拠点を置く独立系ゲーム開発会社、有限会社「キュー・ゲームス(Q-Games)」社長。
任天堂に勤務し、スーパーファミコン用ソフト『Starfox』の開発に携わる。その後、ソニー・コンピュータエンターテインメント・ジャパンに入社。15年以上日本でゲーム開発に携わっている。
Dylan Cuthbert
Robert Ota Dieterich
ロバート・オタ・ディートリッチ(パネリスト)
2005年11月より、株式会社イニス(iNiS)のプログラマーとして勤務。
ソニーPSPの『ギタルマンライブ!』でプログラマーとしてデビューし、以後、『Elite Beat Agents』、『燃えろ!熱血リズム魂! 押忍!闘え!応援団2』の開発に関わっている。
Robert Ota Dieterich
Kees Gajentaan

ケース・ガジェンターン(パネリスト)
株式会社グラスホッパー・マニファクチュア(Grasshopper Manufacture Inc.)のアーティスト。
建築学で学位取得後、フリーの建築家、デザイナー、コミック・アーティストとして数年勤務した後に、1998年に初めてゲーム業界に参入。『FIFA World Cup 2002』ではスター選手の頭部制作、『突撃ファミコンウォーズ2』では背景のモデリング等をおこなう。2006年東京に移り、現在は株式会社グラスホッパー・マニファクチュアに所属。

Kees Gajentaan
Bart Sekura
バート・セクラ(パネリスト)
5年以上ゲーム業界で勤務。
ゲームエンジンとグラフィックス・プログラマーとして、People Can Fly社の『Painkiller』の開発に携わった。現在は東京に拠点を置き、RPGゲーム開発スタジオ、株式会社トライエース(tri-Ace)のR&D(研究開発)部門で働いている。
Bart Sekura
Colin Williamson
コリン・ウィリアムソン(パネリスト)
株式会社スクウェア・エニックス (SQUARE ENIX Co., Ltd.)で編集者として勤務。
米国ペンシルバニア州出身。 2001年に日本のテンプル大学を卒業後、初めて日本のゲーム業界に参入。 東京に拠点を置き、格闘ゲーム開発を専門とする、株式会社アンカーエンターテイメント(Anchor Entertainment Inc.)で、プランナーやアシスタント ・ディレクターの職に就き、『WWE RAW』、『RAW 2』(Xbox)、『Pride FC』(PS2)の開発に携わった。
Colin Williamson
 


◆9月26日(水) 16:30〜18:00 小柴ホール
Symposium : MMoRPGs
(シンポジウム : 多人数同時参加型オンラインロールプレイングゲーム)

MMORPGは、今やゲーム界において大きな役割を果たしています。大規模なマーケティングなどを駆使し、ゲームのニッチから幅広い層にアピールを持つものへと飛躍を遂げました。そして今MMORPGが、プレイヤーやゲーム文化、産業に何をもたらすのかが、多分野の研究者の関心を集めています。このパネルは、様々なアプローチからのMMORPG研究の開拓者たちを招いています。

   
Tanya Krzywinska
ターニャ・クルズィンスカ(パネリスト)
イギリスのブリュネル大学 芸術学部 教授、DiGRA会長。
映画・テレビ研究で修士・博士号を取得後、ゲーム研究を専攻。現在は、『The Lord of the Rings Online』をプレイ中。セッションではロング・ナラティヴについて語る。
Tanya Krzywinska
Torill Mortensen
トリル・モーテンセン(パネリスト)
ヴォルダ・カレッジの准教授、専攻はコミュニケーション論。
1995年からオンライン・オフラインのゲームの研究に取り組む。プレイヤーの視点から、プレイヤーのゲーム経験に重きを置いた研究を行っている。ひとつのゲームに対してでも、プレイヤーによって多様に異なるゲームの概念を持つことを論じる。
Torill Mortensen
Esther Macallum-Stewart
エスザー・マカラム・スチュアート(パネリスト)
東ロンドン大学 研究員。
MIT PRESSから近々出版される『World of Warcraft READER』に論文を執筆。オンラインゲーム「World of Warcraft」、「Lord of the Rings Online」、「A Tale in the Desert」を比較し、ゲームやプレイヤーごとのゲームの楽しみ方の多様性を分析している。
Esther Macallum-Stewart
Tl Taylor
T.L. テイラー(パネリスト)
コペンハーゲン工科大学 准教授。
DiGRA2005基調講演者。MMORPG初期の大ヒット作『エバークエスト』世界をエスノグラフィーの手法で研究し、『Play Between Worlds: Exploring Online Game Culture』(MIT Press, 2006年)を著す。アバター、ジェンダー、ゲームデザインと価値、ゲーム内世界のアバターやアイテムの所有権問題など、多岐に渡るトピックを探究。現在はプロのコンピュータ・ゲーミングについてのプロジェクトに携わっている。
Tl Taylor
 


◆9月27日(木) 16:30〜18:00 小柴ホール
Symposium : Games, Education, and Medical Care
(シンポジウム : ゲームと教育・医療)

ゲームは人間に対して悪影響を及ぼすかもしれないという懸念があります。しかし、ゲームは教育や福祉、医療のために効果的に利用されることもあります。このシンポジウムでは、日本の精神医療やリハビリテーションにおけるゲームの利用に関する事例研究やゲームを取り巻く環境について議論します。

   
香山リカ
香山リカ(パネリスト)
精神科医。帝塚山学院大学 人間文化学部 人間学科 教授。
専門は精神病理学だが、人間の精神におけるメディア社会の影響に関する研究を行っており、多数の事例研究がある。また、テレビ番組に解説者として出演している。
Rika Kayama
高杉紳一郎
高杉紳一郎(パネリスト)
整形外科医。九州大学病院 リハビリテーション部 講師。
専門は、健康増進と障害者・高齢者福祉。ナムコと連携し、ゲームやエンターテインメントを利用した心身機能の活性化に関する研究や、リハビリテーションロボットの研究開発を行っている。
Shin-ichiro Takasugi
坂元章
坂元章(モデレーター)
お茶の水女子大学 大学院人間文化創成科学研究科 先端融合系 教授。コンピュータエンターティンメントレーティング機構理事。日本デジタルゲーム学会理事。
専門は社会心理学、メディア心理学。ゲームが子どもに与える影響に関する研究や、ゲームの教育利用に関する研究を行っている。
Akira Sakamoto
 


◆9月28日(金) 10:30〜12:00 小柴ホール
Symposium : Game Design Workshop (IGDA Education SIG)
(シンポジウム : ゲームデザイン・ワークショップ(国際ゲーム開発者協会 教育部会))

このワークショップは、ゲームデザイン・プロセスについての実践的な知識を教授することに焦点を当てます。スケジュールは、(1)簡単なイントロダクション、(2)グループ分けと『Sissyfight 2000』のプレイ、(3)新しい創作のためのブレインストーミングとルールの考案、(4)プレイテストと再デザイン、(5)議論と振り返り、となります。

   
Susan Gold
スーザン・ゴールド(パネリスト)
IGDA Education SIGの部会長。
ゲーム技術プロバイダーであるGarage Gamesにて、アカデミック・コーディネーターを務める。ACM SIGGRAPHコンピュータ・グラフィックス教育カリキュラム委員会とIEEE WG16.3エンターテインメント・コンピューティング理論的基盤委員会にも所属している。
Susan Gold
Tracy Fullerton
トレイシー・フラートン(パネリスト)
南カリフォルニア大学 映画芸術学部 インタラクティブメディア学科 准教授。EA(Electronic Arts)ゲーム・イノベーション研究所共同ディレクター。
15年以上の間ゲームデザイナーとして働き、世界各国のゲーム教育で教科書として使用されている『ゲームデザイン・ワークショップ:ゲームのデザイン・試作・評価』の著者。
Tracy Fullerton
Magy Seif El-Nasr
マギ・セイフ・エルナスル(パネリスト)
ペン州立大学 情報科学技術学部 准教授。リアルタイム美学・経験研究所 所長。
ノース・ウェスタン大学にてコンピュータ・サイエンスの博士号を取得。『Journal of Game Development』、『International Journal of Intelligent Games and Simulation』などの編集委員会に所属。
Magy Seif El-Nasr
 


◆9月28日(金) 14:30〜16:00 小柴ホール
Symposium : Game Development in JAPAN
(シンポジウム : 日本におけるゲーム開発(仮題))

   
遠藤雅伸
遠藤 雅伸(パネリスト)
株式会社モバイル&ゲームスタジオ 代表取締役会長。
千葉大学工学部 画像工学科卒業。株式会社ナムコ在籍時に『ゼビウス』のゲームデザイン・プログラム・グラフィックを担当。以降数々の大ヒットゲームを手がける。1985年、株式会社ゲームスタジオ代表取締役、『ファミリーサーキット』、などの斬新なゲームデザイン・開発等を手がける。最近はゲームプラットフォームとしての携帯電話の可能性を追求している。
Masanobu Endo
飯田和敏
飯田 和敏(パネリスト)
デジタルハリウッド大学 デジタルコミュニケーション学部 デジタルコンテンツ学科 教授。
多摩美術大学卒業後、株式会社アートディンクに就職。『アクアノートの休日』、『太陽のしっぽ』を制作した後、独立。有限会社パーラム(現・有限会社バウロズ)を設立。『巨人のドシン』等を制作。デジタルハリウッド大学教授「ゲームプロデュース&ディレクション」、デジタルハリウッド大学院「飯田ゼミ」を担当する。
Kazutoshi Iida
新清士
新 清士(モデレーター)
国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表。
慶應義塾大学 商学部および環境情報学部卒業後、ゲーム会社で営業、企画職を経験。その後、ゲームジャーナリストに。デジタルエンタテイメントアカデミー講師。コンピュータエンタテインメント協会理 事。ブロードバンド推進協議会オンラインゲーム専門部会部会長。日本デジタルゲーム学会理事。著書に『「侍」はこうして作られた』(新紀元社)。
Kiyoshi Shin
 



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