鼎談講演

鼎談講演:箱庭のAI、社会のAI

森川幸人,松原仁,三宅陽一郎

現代では、AIはゲームという閉じられた空間から、社会においてインターネット・金融・マーケティングなど様々な分野で使用されています。将棋やチェス、テレビゲームという世界から飛び出したAIは、今、どこへ向かおうとしているのか?AIを軸として広く活躍する三人の講師を迎えて、社会とゲームと人工知能について議論いたします。



森川幸人 Yukihito Morikawa (写真:左)
1959年生。岐阜県出身。グラフィック・クリエイター。筑波大学芸術専門学群卒業。1990年有限会社ウルトラ設立、同取締役社長に。1995年有限会社ムームー設立、同取締役社長となる。代表作は『アインシュタイン』『ウゴウゴ・ルーガ』(テレビ番組CG)、『ジャンピング・フラッシュ』『アストロノーカ』『くまうた』(ゲームソフト)、『マッチ箱の脳』『テロメアの帽子』『ヌカカの結婚』(著書)、『ヌカカの結婚』『アニマル・レスキュー』(iPhoneアプリ)など。2004年度文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品選出(『くまうた』)、2011年第1回ダ・ヴィンチ電子書籍大賞大賞受賞(iOSアプリ『ヌカカの結婚』)。

松原仁 Hitoshi Matsubara (写真:中)
1959年生。東京都出身。はこだて未来大学教授。1981年東京大学理学部情報科学科卒業。1986年同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。工学博士。1986年通産省工業技術院電子技術総合研究所入所。1993-1994年スタンフォード大学滞在研究員。2000年から公立はこだて未来大学教授現在に至る。

三宅陽一郎 Yoichiro Miyake (写真:右)
1975年生。兵庫県出身。日本デジタルゲーム学会研究委員。京都大学で数学を専攻、大阪大学で物理学(物理学修士)、東京大学工学系研究科博士課程(単位取得満期退学)。デジタルゲームにおける人工知能の開発・研究に従事。IGDA日本ゲームA.I.専門部会設立(世話人)、人工知能学会会員。共著『デジタルゲームの教科書』ロングインタビュー『デジタルゲームの技術』 翻訳監修『ゲームプログラマのためのC++』『C++のためのAPIデザイン』(ソフトバンク クリエイティブ)『はじめてのゲームAI』(WEB+DB PRESS Vol.68、技術評論社)。ゲームA.I.ラウンドテーブル・オン・ツイッターは毎月主催し30回以上を重ねる。論文、講演資料はWebブログを通じて公開している。
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