講演日2020年3月1日
先だっての縮小的開催のお知らせからさらに数日が経過し、国内外の情勢のほか、本学をとりまく状況も急激に変容いたしました。
通常のご発表をご予定されていた方には大変申し訳ございませんが、諸般の事情を鑑み、第10回年次大会は学会理事会の承認を経て、正式に【全面的に中止】と決定するに至ったことを、ここにご報告申し上げます。
この度は最終決定までに大変に時間を要したことを深くお詫び申し上げます。
なお各種発表の全面中止にあたり、学会としては以下のような措置としたいと存じます。
(1)発表実績:
これまでのご参加キャンセル連絡は一度整理します。
「予稿集への掲載をもって発表とみなす」ものとして扱います。
予稿集への掲載が間に合ったご発表者の方は学会として「発表実績あり」とさせて頂きます。
(2)予稿集:
通常通り開催した場合でもPDFにて大会webサイトにアップする予定しておりました。こちらは3月初旬より、予定通り自由にダウンロードいただけます。
予稿集(PDF・21.0MByte)
印刷物として予稿集をご希望の方は、こちらも元々参加費に含まれておりましたが、中止となりましたので、発表者・参加登録者のみなさま限定で「実費+送料」をご負担いただく形で入手できるよう手配中です。詳細は追って、参加登録なさったメイルにご連絡申し上げます。
(3)総会について
3月2日に開催予定であった、総会についてはこの後理事会にて対応を協議し、皆様にご連絡申し上げます。
時期・会場を勘案すると「開催してもよいのでは・すべきなのでは」という議論もございましたが、みなさまのご健康と国内の感染状況をふまえ、最終的には「最も安全な方法をとるべき」との決断に至りました。ご理解を賜れれば幸甚でございます。
重ねて、決定とご連絡が大変に遅くなりましたことを深くお詫び申し上げます。
夏にはこの騒ぎが多少は収束していることを祈念し、また夏の研究大会にお集まりいただければと存じます。
今後とも日本デジタルゲーム学会を何卒よろしくお願い申し上げます。
日本デジタルゲーム学会第10回年次大会実行委員長
東京工科大学メディア学部 三上浩司
日本デジタルゲーム学会では、2020年3月1日(日)-2日(月)に、東京工科大学八王子キャンパス(東京都八王子市)で第10回年次大会を開催いたします。
日本デジタルゲーム学会は2006年4月に発足し、10余年にわたり、人文科学、自然科学、心理学、社会学、情報学分野と多岐にわたる分野においてその領域を広げてきました。
開催校である東京工科大学のメディア学部は、2004年に文部科学省の現代的ニーズに対する取り組み支援(現代GP)に「インタラクティブ・ゲーム制作の実践教育」が採択され、先進して4年制大学における本格的なゲーム開発者人材育成への取り組みを始めました。
大学教育においてゲームに一筋の灯を照らした地において、記念すべき第10回となる年次大会を行える機会に恵まれました。
このたびは年次大会において新しい取り組みとして「特選トラック(査読付き)」を設けました。より質の高い研究がはぐくまれる環境を醸成すべく企画された新たな取り組みです。
学術界、産業界の垣根を超え、多くの皆様の日々の活動成果や斬新なアイデアが発表され、実りある議論が交わされることを期待いたします。
第10回年次大会実行委員長 三上 浩司
三上 浩司
東京工科大学
メディア学部教授
日本デジタルゲーム学会
第10回年次大会
テーマ | 「ゲーム研究×実学主義」 |
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開催日 | 2020年3月1日(日)~2日(月) | |||||||||||||||||||||||||||
会場 | 東京工科大学八王子キャンパス(https://www.teu.ac.jp/) | |||||||||||||||||||||||||||
主催 | 日本デジタルゲーム学会(DiGRAJAPAN)(http://www.digrajapan.org/) | |||||||||||||||||||||||||||
参加登録 | 大会に参加するには、参加費が必要となります。大会当日、会場にてお支払い下さい。
事前参加登録をされますと費用が割引となりますので、お早めのご登録をお願い致します。 2月24日(月)の登録締切後は当日受付料金(1000円増)となります。 大会中止にともない、参加受付は終了しました |
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参加費 |
事前参加登録者料金(割引後価格) 締め切り:2月24日(月)
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懇親会案内 | 懇親会会場 | 東京工科大学 教職員食堂(キャンパス内) | ||||||||||||||||||||||||||
参加費 | 一般:5000円 学生:3000円 | |||||||||||||||||||||||||||
大会実行委員会 | 大会委員長 | 三上浩司(東京工科大学)
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研究委員長 | 藤本徹(東京大学大学院)
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プログラム委員長 | 伊藤彰教(東京工科大学)
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委員(五十音順) | 今給黎隆 (東京工芸大学) | |||||||||||||||||||||||||||
小川充洋 (帝京大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
尾鼻崇 (中部大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
梶並知記 (文教大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
兼松祥央 (東京工科大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
渋谷明子 (創価大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
田端秀輝 (フリーランス) | ||||||||||||||||||||||||||||
玉宮義之 (白鴎大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
福田一史 (立命館大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
福山佑樹 (明星大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
山口浩 (駒沢大学) | ||||||||||||||||||||||||||||
戀津魁 (東京工科大学) |
講演日2020年3月1日
講演日2020年3月1日
2020年3月1日(日) | |||
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9:30-10:00 | 受付開始 | ||
10:00-10:10 | 開会式・会場諸注意 | ||
10:20-11:20 | セッション1 <調査・アーカイブ> (KE402教室) |
ゲーム開発ツールの利⽤状況の調査と分析 | インタラクティブセッション デモ展示 |
ゲームアーカイブ利活⽤の観点からみるゲーム展⽰の課題と展望 | |||
メタAIの歴史的研究と定義 | |||
セッション2 <e-sportsカルチャー> (KE403教室) |
産業発展の波に焦点を当てた⽇本のeスポーツと先進国(⽶国,欧州,韓国,中国)の⽐較 ―「Game」から「Sports」、そして「Media Entertainment」へ― |
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「それはeスポーツじゃない」 ――ストリーミングメディアに⾒るマチズモ、アスレティシズム、エンジョイメントの競演 |
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eスポーツに対する⽇中デジタルゲーム受容者層の意識に関する定量的分析 | |||
11:30-12:15 | インタラクティブセッション・ファストフォワード | ||
昼食休憩 | インタラクティブセッション コアタイム |
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基調講演は中止となりました | インタラクティブセッション デモ展示 |
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16:00-17:15 | 企画セッション (KE402教室) |
データサイエンス型ビデオゲーム研究のための オープンリサーチデータハブ構築にむけて |
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企画セッション (KE403教室) |
デジタルゲームの論⽂をどう書けば良いか︖ ――『デジタルゲーム研究⼊⾨』関連セッション |
2020年3月2日(月) | |||
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9:30-10:00 | 受付開始 | ||
10:00-11:00 | ⽇本デジタルゲーム学会 総会 | インタラクティブセッション デモ展示 |
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11:10-12:10 | 企画セッション (KE402教室) |
世界のオーディエンスとのプレイ︓ 影響⼒の強い場でゲームやゲーム学術研究を 実践・発表・⽣産・出版するための最善の⽅法 |
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セッション3 <ゲーム開発> (KE403教室) |
メタAIから⾒たゲームデザインの分類 | ||
ゲーム開発のQA効率化に向けた強化学習技術の実応⽤に関する⼀検討 | |||
ベイズ推定を⽤いたビヘイビアツリーAIの調節候補ノード発⾒⼿法 | |||
昼食休憩 | |||
13:00-15:10 | 特選トラック (KE402教室) |
メンタルヘルス学習ゲームを⽤いたセルフケア研修が 労働者の⼼理的ストレス反応とストレスコーピングの理解に及ぼす影響 |
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プレイヤーの視線とキャラクターの位置関係に基づく 1対1対戦型ゲーム向け振り返り⽀援インタフェース |
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ゲーム開発の多分野横断性に適応する⼈材育成を⽬的とした ワークショップデザイン |
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トレーディングカードゲーム要素を⽤いてゲーミファイした コンピュータプログラミング技術⽀援修得環境の開発 |
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視線⼊⼒の客観評価を⽬的とした視線⼊⼒評価ゲームの開発 | |||
13:00-14:00 | セッション4 <プレイヤー分析> (KE403教室) |
⽇本⼈⼥性プレイヤーにおけるプレイ意欲とゲーム評価に関する研究 | |
⾼齢者を対象としたeスポーツへの興味と参加意欲に関する研究 | |||
⼥⼦⼤⽣に認知されていなかったeスポーツ︓⼤学⽣を対象とした質問紙調査 | |||
14:10-15:10 | セッション5 <ゲームデザイン> (KE403教室) |
⽇本製RPGのゲームデザインの転換点 -新桃太郎伝説・FINAL FANTASY Ⅵ・MOTHER2の「悪役」キャラクターの⽐較分析から- |
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デジタルゲームにおける難易度と失敗の繰り返しに関する研究 | |||
DC-GANで⽣成した2Dアクションゲームに関する印象調査 | |||
15:30-16:30 | セッション6 <ゲームと心理> (KE402教室) |
メタ分析によるゲーム依存症の原因分析 | |
ゲームにおける“ずる”の研究 | |||
セッション7 <人材育成> (KE403教室) |
シリアスゲーム型学習⽤教材構築法の⼤学授業における実践と評価 | ||
チーム制作によるゲーム開発教育プログラムの実施報告 | |||
第8回シリアスゲームジャム〜みんなのバリアフリー(3)〜 開催を通して学んだこと | |||
16:40-17:40 | セッション8 <ゲーミフィケーション> (KE402教室) |
シリアスゲームの効果測定についての考察(試論) | |
多⼈数講義で使⽤するゲームの開発と評価 | |||
WEBサービスにおけるゲーミフィケーションの媒介効果 | |||
セッション9 <シリアスゲーム制作> (KE403教室) |
重度障害児に対する教育⽀援ゲームの開発 | ||
英語学習⽤シリアスゲームFishyFishyの新学習機能 | |||
⼦供⾳楽教室の教育⽀援⽤シリアスゲーム"XyloStories”の性能向上 | |||
17:45-18:00 | 閉会式 |
みなさまの日頃の研究の成果を、是非年次大会でご発表ください。つきましては、以下の要綱にて発表者を募集いたします。
発表ご希望の方は、以下の要領をご確認の上お申し込みください。
※口頭発表・インタラクティブセッションの発表は、発表者の中に少なくとも一名学会員の方が含まれている必要があります。
インタラクティブセッションでは、ポスターを前に議論を広げる形式だけでなく、開発したゲーム等を来場者に実際にプレイしてもらい、直接そのフィードバックを貰うことも可能です。応募要項ご確認の上、ぜひぜひご応募ください。※発表の応募は締め切りました。
「特選トラック(査読付き)」(以下「特選トラック」)は口頭発表を対象に、投稿いただいた原稿を審査したうえで採択された発表を集めてトラックとして設定して発表していただくトラックです。
採択件数に応じて論文2~4件の発表をまとめて特選トラックのセッションとするか、口頭発表の中で特選トラック論文として明示する予定です。
※一般トラックの「(2)インタラクティブセッション」と合わせて発表することも可能です。その場合は別途一般トラックのインタラクティブセッションにお申し込みください。
特選トラックに投稿されたものの採択されなかった論文は、一般トラックの口頭発表として取り扱います。
○発表申込方法(査読用原稿締切:12/9(月)) ※発表の応募は締め切りました。
(1)口頭発表
(2)インタラクティブセッション
(3)企画セッションの3スタイル
(1) 口頭発表
口頭発表は、テーマごとに数件の発表をまとめたセッションです。
各自の持ち時間は質疑応答・登壇者交代を含め20分です。質疑応答時間を考慮し、発表の正味を12〜15分程度としてご予定ください。
(2)インタラクティブセッション
インタラクティブセッションは、発表者が自身のポスターやデモ機の前で説明を行う形式です。
展示・研究議論は会期中を通じて可能ですが、会期中の一定時間にコアタイムを設けますのでその間はブースに必ずいるようにしてください。
さらにご自身の研究紹介を1名1分程度で行う「ファストフォワード(FF)」も実施いたします。
実機デモを用いての報告をしたい方、あるいは議論を深めたい方はこちらの形式の発表もご検討ください。
(3)企画セッション
企画セッションとは、あるテーマを設定し、1名のセッション代表者と3~4名程度の発表者をとりまとめて応募するという形式での公募です。
発表ご希望の方は、
1)申込者の氏名・メールアドレス
2)発表種別(口頭発表、インタラクティブセッション、企画セッション)
3)発表タイトル
4)発表者全員の名前と所属、会員種別
※学生大会奨励賞は代表発表者が学生会員のみが対象となります。
5)発表要旨(100~200字程度、企画セッションはセッション要旨とそれぞれの発表の要旨をそれぞれ100~200字程度で)
6)展示概要、使用機材(インタラクティブ発表希望の方のみ)
を発表申込フォームよりお申し込みください。
※発表の応募は締め切りました。
発表が採択された方は【2020年1月25日(土)】までに、Wordの標準フォーマットで4ページ以内の予稿集向け論文ファイルをWord形式で実行委員会までご提出いただきます。
第10回年次大会 予稿受付フォームはこちらから
東京工科大学
八王子キャンパス
〒192-0982 東京都八王子市片倉町1404-1
https://www.teu.ac.jp/
(印刷用ページ)
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