投稿日:2013年3月13日/ 更新日:2013年3月13日


■DiGRA JAPAN 設立趣意書
デジタルゲームはいまや多くの人がプレイしており、日本が持つ国際的な産業としても強力なものとなっています。また、シリアスゲームなどゲームの応用的な利用も広がりつつあります。一方でゲームが社会に与える影響も大きく、社会的な問題にもなっています。

このような状況においてゲームを研究することは非常に重要だと思われます。

海外ではゲームに関する研究は早くから行われており、書籍や論文なども多く発行されています。また、MITなどの世界の各地の大学がゲームについての研究教育プログラムに取り組んでいます。

特にゲーム研究に関する国際学会としてDiGRA(Digital Games Research Association)があり、世界各国の研究者が参加し、活発な研究、交流活動がなされています。

ところが日本ではゲーム大国といわれながら、学術的な研究は国際的に大きく遅れを取っており、産業界と大学の連携なども不十分です。現在では日本はゲーム研究において国際的に立ち遅れ、孤立しています。

そこで我々は日本における学術的なゲーム研究の場として、日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)を設立することを決意しました。DiGRA JAPANは、DiGRA の日本における拠点として、デジタルゲームに関する学術、技術の進歩発展と普及啓蒙を図り、会員相互間および関連学協会との連絡の場となります。また、DiGRA本部との連携を通じて研究成果の国際的な共有を図り、学術、文化および産業の発展に寄与することを目的とします。

DiGRA JAPANは会誌の発行、例会・研究会の開催、ニュースレターやウェブ上での情報の発信をする予定です。

さらに来たる2007年、ユトレヒト、バンクーバーに続く第三回の国際学会DiGR2007を東京で開催します。これは日本で初の本格的ゲーム研究の国際学会であり、世界のトップのゲーム研究者たちが集います。

DiGRA JAPANはゲーム研究者およびゲーム業界関係者による自主的な組織です。私たちは、この会を会員の自主性と創造性を尊重し、会員が創意に満ちた研究・普及活動を行えるような組織にしたいと思います。

以上の趣旨に賛同いただき、DiGRA JAPAN設立発起人として会の活動に積極的にご参加くださいますようお願い申し上げます。

2006年4月
馬場章(東京大学教授)
中村彰憲(立命館大学助教授)
新清士(IGDA日本代表)
伊藤憲二(東京大学講師)