投稿日:2008年8月29日/ 更新日:2013年3月27日


レビゲームとレーティングの社会受容」調査レビュー
〜テレビゲームのレーティングを社会はどう捉えているか〜
(DigraJ公開講座08年08月期)

8月7日に、コンピュータエンターテインメントレーティング機構(CERO)から「テレビゲームとレーティングの社会受容に関する調査報告書」が発売された。これは、CEROから委託を受けた「ゲームレーティング研究会」が平成19年度に行った、レーティングや取り組みの改善に資するために、テレビゲームの表現や、現行レーティングの社会的受容の状況によって行った調査の結果をまとめたものである。
今回の公開講座では、この調査を行った実際の研究者の方によりレビューを行う。現状のレーティングのあり方が、社会でどのように考えられているのかという最新の状況を理解して、将来に向けたレーティングシステムのあるべき方向性を考える。

この調査は、以下の5種類の調査から構成されている。(1)「全国の諸団体に寄せられた苦情に関する質問紙調査」、(2)「テレビゲームに対する苦情・相談のデータベース調査」、(3)「ゲームユーザーおよび青少年の保護者へのグループインタビュー調査」、(4)「有識者へのインタビュー調査」、(5)「テレビゲームの有害指定状況および審議会議事録に関する調査」
「この種の調査はこれまで他に例が見当たらず、おそらくわが国では初めてのものと推測され、今後のレーティング制度の改善や社会の要望に応えて行くための多くの示唆に富んだ結果が得られたものと認識いたします」と述べられている。

結果から、以下の9つの提言が行われている。
(1)CEROのレーティングに関する周知活動を行う
(2)CEROマークのわかりやすさを追求する
(3)審査基準や判定基準に関する情報公開を進める
(4)審査基準の厳しさを緩和することについて前向きに検討する
(5)D区分を廃止するなど現在の区分の見直しを検討する
(6)幼児用の年齢区分を新設する
(7)審査方法の改善を検討する
(8)新しいメディアのレーティングに取り組む
(9)CESAや流通業界が行う自主規制活動を促す。

プレスリリース全文(CERO)
http://www.cero.gr.jp/news/080801.pdf
アマゾンでの販売ページ(5250円)
http://www.amazon.co.jp/dp/4896372956/

<概要>
講師
ゲームレーティング研究会メンバー
佐々木 輝美
(研究会代表:国際基督教大学教養学部 教授)
猪股 富美子
(お茶の水女子大学人間発達教育研究センターアソシエートフェロー)
坂元 章
(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科 教授、コンピュータエンターテインメントレーティング機構 理事)
渋谷 明子
(慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所 研究員)
新 清士
(ジャーナリスト、国際ゲーム開発者協会 日本 代表、立命館大学映像学部 講師)

開催日時
2008年8月29日(金) 18:00開始 20:00終了
場所
東京大学本郷キャンパス 工学部新2号館9階 92B教室
(地図)http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_18_j.html
定員
120名(予約が定員に達した場合、当日参加受付はありません)
参加費
日本デジタルゲーム学会正会員・学生会員・賛助会員(一口あたり代表者3名まで):無料
非会員:1,000円
(当日 受付にてお支払いください)

懇親会
公開講座終了後、会場において軽食とお飲み物を用意し、簡単な懇親会を開催する予定です。
会員間の交流を図るまたとない機会です。皆様の奮ってのご参加をお待ちしております。
※懇親会費として別に1000円を頂戴いたします(日本デジタルゲーム学会会員含む)。

開始時間 18時00分

定員数 120人