投稿日:2016年1月10日


日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)ゲーム教育専門部会主催で、「ゲームの力で世界を救え!第4回シリアスゲームジャム」が2月20日(土)~21日(日)にKLab株式会社にて開催されます。このイベントでは、社会問題をテーマとして、専門家の知識にゲーム開発者や学生らの力を結集し、2日間でゲームを制作します。これまで英語教育やサイバーセキュリティをテーマに開催されており、今回は「環境問題」をテーマにしたシリアスゲームジャムです。

参加者募集開始は1月中旬予定とのことです。イベント詳細とエントリー方法については、公式サイトをご参照ください。

【タイトル名】
『ゲームの力で世界を救え!第4回シリアスゲームジャム』
“Serious Game Jam for Sustainable Society”
~「エコ」の一歩先の地球にやさしい「サステイナブル」社会へ~

【シリアスゲームジャムの解説】
シリアスゲームジャムとは、「教育」や「サイバーセキュリティ」といった社会問題をテーマとして、専門家の知識にゲーム開発者や学生らの力を結集し、2日間でゲームを制作するイベントです。2014年よりはじまり、今回が4回目となります。第3回で制作された「インターネットの安全な使い方を学ぶゲーム」は小学生対象のワークショップで実際に利用され、その成果は学会を始めCEDECや東京ゲームショウでも発表されました。

【テーマ”Serious Game Jam for Sustainable Society”の解説】
今回のテーマは「環境問題」。現代社会に定着した「エコ」を一歩先へ進めた「サステイナブル社会」を広くピーアールするためのゲームを開発します。「サステイナブル社会」とは「持続的発展の可能な社会」という意味で、人類が実現すべき次代の社会モデルのことです。皆さんは、「モノを作る、使う、捨てる」のにどれくらいのエネルギーが使われているか考えたことがありますか? 今回はこの「ライフサイクルアセスメント」(=モノの一生に使われるエネルギーの分析)についてレクチャーを受けた上で、現在の豊かな生活を続けるために今から取り組むべきことを楽しく学べるゲームを制作します。

【開催概要】
開催日:2016年2月20日(土)~21日(日)

会場:KLab株式会社

主催:日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)ゲーム教育専門部会
協力:NPO法人 国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)
東京工科大学メディア学部
東京工科大学工学部

特別協賛:KLab株式会社

募集参加者:35名程度(テーマに関する専門家、ゲーム開発者、学生)

参加募集開始:1月中旬予定
事前レクチャーのウェブサイト公開:1月中旬予定

【公式サイト】
http://kishimotolab.org/sgj4

Facebook公開グループ:
https://www.facebook.com/groups/1686867571556049/

投稿日:2016年1月5日


2013年からTwitter上で行われているウェブ討論会「ゲームデザイン討論会」(司会:三宅、ゲスト:草場、小野、渡辺)ですが、来たる 2月7日、「遭遇―ゲームと歴史学」をテーマにオフラインでのリアル・トークイベントを開催いたします。ゲーム研究者・開発者と歴史学者とが集い、互いの分野をより良くするゲームとそのデザインについて議論を行う予定です。

主催共同

・遊戯史学会
・日本デジタルゲーム学会(DiGRA Japan)
協賛
・公益財団法人東洋文庫
・青山学院Hicon
・株式会社 JP Links
・株式会社ジェイブレインホールディングス
・東京電機大学

日時
・2016年2月7日(日曜)13:30~17:30
・場所:公益財団法人 東洋文庫ミュージアム(〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21)

申込み
・参加費1500円【詳細・申込みはこちら

論題
・タイトル「ゲームと歴史学との遭遇―遊びと学問とで幸せな繋がりを目指して!」
・趣旨:ゲーム分野の研究者・実務者と歴史学の第一線研究者とが、1924年設立のアジア文化研究所「東洋文庫」で会合し、ゲームにおいて歴史的事件やそのメカニズムがどう描かれてきたか(たとえば「三国志」ゲームや「艦これ」と実際の古代中国やWW2との比較)を、および歴史学におけるゲームの有用性を議論することにある。この議論を通じて、ゲーム分野は歴史学のサポートを得た斬新なゲーム・デザイン論を模索し、歴史学はゲームを通じた教育・広報活動へと繋がりえることにその意義がある。

当日プログラム
●基調講演(13:30-14:00)
・三宅陽一郎(AI研究、DiGRA Japan理事)
・牧野元紀(ベトナム近代史、公益財団法人東洋文庫主幹研究員)

●鼎談―前半「ゲームで歴史的思考力を育成してみよう!」(14:00-15:00)
【パネリスト】
・池尻良平(シリアスゲーム研究、東京大学情報学環特任助教)
・三宅陽一郎(AI研究、DiGRA Japan理事)
・渡辺範明(ゲームプロデューサー/ドロッセルマイヤーズ代表)
【コメンテーター】
・石塚正英(歴史知学、東京電機大学理工学部教授)
・小野卓也(Table Games in the World主宰)
・岸本好弘(ゲームデザイン、東京工科大学メディア学部准教授)
・草場純(すごろく史、遊戯史学会理事&「ゲームマーケット大賞」委員長)
【スペシャルゲスト】
・鈴木銀一郎(ゲームデザイナー)
【司会】
・蔵原大(紛争検証学〔Wargaming〕、東京電機大学理工学部非常勤講師)

●昼食休憩&ミュージアム参観ツアー(15:00-15:30)
・希望者はこの時間で東洋文庫ミュージアム参観(東洋文庫側からガイド出ます)

●ゲームプレイ会
・テーマ「ゲームで歴史を検証してみませんか♪」(15:30-16:10)
・ファシリテーター:池尻良平(東京大学情報学環特任助教)
・プレイヤー:パネリスト&コメンテーター(+一般参加からの希望者)
・ゲーム:池尻先生ご用意のゲーム教材

●鼎談―「ゲームと歴史学の遭遇―人間とはホモ・ルーデンス(遊ぶ人)!」(16:10-17:10)
【パネリスト】
・石塚正英(歴史知学、東京電機大学理工学部教授)
・岸本好弘(ゲームデザイン、東京工科大学メディア学部准教授)
・草場純(すごろく史、遊戯史学会理事&「ゲームマーケット大賞」委員長)

【コメンテーター】
・池尻良平(シリアスゲーム研究、東京大学情報学環特任助教)
・小野卓也(Table Games in the World主宰)
・三宅陽一郎(AI研究、DiGRA Japan理事)
・渡辺範明(ゲームプロデューサー/ドロッセルマイヤーズ代表)

【スペシャルゲスト】
・鈴木銀一郎(ゲームデザイナー)

【司会】
・蔵原大(紛争検証学〔Wargaming〕、東京電機大学理工学部非常勤講師)

(岸本好弘先生)

●最後の質疑&連絡事項(17:10-17:30)
・聴衆の方で最後にご質問あればこの時間枠でどうぞ
・または聴衆の皆さんに自己アピールされたい方向けの時間枠でもあります

●懇親会(18:00-20:00)
・場所:都営三田線千石駅そばの居酒屋
・司会 森本浩太朗(チェッカー研究、遊戯史学会理事)
・備考:状況次第で臨時座談会 or ゲーム会